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12月12日-04号

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  1. 飯山市議会 2012-12-12
    12月12日-04号


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    平成24年 12月 定例会(第339回)          平成24年12月第339回飯山市議会定例会               ◯議事日程(第4号)          平成24年12月12日(水曜日)午前10時開議 日程第1 一般質問     1番 渡辺美智子議員     4番 高山恒夫議員    10番 水野晴光議員     6番 竹井政志議員◯本日の会議に付した事件 議事日程と同じ◯出席議員(16名)    1番  渡辺美智子議員        2番  石田克男議員    3番  渋川芳三議員         4番  高山恒夫議員    5番  上松永林議員         6番  竹井政志議員    7番  西條豊致議員         8番  佐藤正夫議員    9番  小林初子議員        10番  水野晴光議員   11番  渡邉吉晴議員        12番  水野英夫議員   13番  山崎一郎議員        14番  望月弘幸議員   15番  小林喜美治議員       16番  久保田幸治議員◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者  市長        足立正則    副市長       月岡寿男  教育長       長瀬 哲    教育委員長     清水岩夫  選挙管理委員長   丸山茂彦    総務部長      村山芳広  民生部長兼福祉事務所長       経済部長      稲生 孝            丸山信一  建設水道部長    山室茂孝    教育部長      森  勝  庶務課長      関谷竹志◯議会事務局出席者  局長        丸山一男    次長        佐藤幸博  主査        佐藤久美    主任        霜鳥雄樹午前10時00分開議 △開議宣告 ○議長(久保田幸治)  ただいまの出席議員は全員であります。よって、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(久保田幸治)  日程第1、これより一般質問2日目を行います。 この際、皆様にお願いいたします。 質問並びに答弁については、簡潔明瞭にご発言願います。 なお、携帯電話をお持ちの方にお願いいたします。電源を切るか、マナーモードにするなど、議事進行にご協力をお願いいたします。 それでは、質問の通告に基づき、順次発言を許可します。 最初に、渡辺美智子議員の発言を許します。 渡辺議員。  〔1番 渡辺美智子議員 登壇〕 ◆1番(渡辺美智子)  発言が許されましたので、通告に基づいて6点について質問してまいります。 まず、1点目、25年度予算編成について2点お伺いします。 今議会に25年度予算編成方針が示されています。その中で、国と地方の状況では、総選挙の影響もあり、地方財政計画もはっきりしていない中で、現下の経済情勢や国の深刻な財政状況の中で、地方にどのような影響が出るのか、今後の情勢を注意深く見守る必要があると飯山市の状況について述べられていますが、その内容はどのようなことか。 また、3ヶ年実施計画に示されている事業計画は、25年度から27年度であるが、その後について重要であると思うが、税収見込みなども含め、長期的視野に立った財政推計をどのように分析しているのかお伺いします。 2点目、市制3年目の予算であるため、選挙で約束したことの真価が問われると思いますが、重点施策などに掲げた課題についての評価はどうか、大型事業が予定される現時点で多額の財源不足が生じる見込みのもとで、歳出の縮減が示されている。本来の市民の安心が守られる施策がおろそかにされるのではないか。このことについての見解をお聞きします。 大きな2点目、国民健康保険税について3点お伺いします。 1点目、国民健康保険運営協議会が持たれるようになった経過についてお聞きします。 2点目、それを踏まえて、今回なぜ値上げなのか。大事な点は、値上げしないで運営していく方法は考えたのか。自治体によっては、一般会計からの繰り入れを行っていますが、飯山市はいまだその方法をとっていないが、どうか。 3点目、国は、国保の広域化を社会保障と税の一体改革の一つに位置づけ、国保の給付財源を都道府県単位に統合する法案を成立させました。事実上の広域化が2015年には実施される見込みですが、これについてどう考えるか。長野県は、市町村の国保財政に大きな影響があると考えられると、長野県和田明子県議の質問に答えていますが、飯山市の影響はどうなるかお聞きします。 これに関連して予防施策についてお伺いします。早期に医療を受けて重症化させないことが必要です。特定健康診断受診率が22年度は28.5%と、近隣市町村から比べても低く、また長野県の平均41.1%から見てもかなり低い。これについてどう考えるか。 また、予防接種の点で、ことしもインフルエンザの流行が心配されます。子供のインフルエンザ接種や老人の肺炎球菌ワクチンの接種に補助を出すなど、予防が医療費を軽減する上で大切な視点とすれば、ここに補助を出すことは考えられないかお伺いします。 大きな3点目、災害対策について3点お伺いします。 1点目、飯山市が策定しました第2次環境基本計画についてお聞きします。 市民からの意見公募の一つに、原発について、市は、期限を切って脱原発、柏崎原発は再稼動禁止、その間に自然エネルギー開発に全力を挙げて取り組むべきとの意見に対して、市の方向性はこれに対しての的確な答えが出ていない。それどころか、原発ありきの個別目標で放射能汚染対策を推進し、安心・安全な生活環境確保に努めますとあります。これは、根本的な解決になっていかないことは、福島原発事故の収束がいまだ進んでいない実態を見れば明らかではないでしょうか。何よりもこの危険な原発をゼロにしていくことが求められています。市長の見解をお伺いします。 2点目、条例改正と女性の災害対策本部への参加についてお聞きします。 地方防災会議の委員として充て職となっていた防災機関の職員のほか、自主防災組織を構成する者は、学識経験のある者を追加すると条例が変更されました。これは、東日本大震災発生後に、女性が平時における防災の決定や避難所運営等、災害決定の場に入っていないことから多方面で弊害が出てきたことから出されました。具体的に市において、学識経験者をどのような方を考えているか、女性を積極的に参加できるようにするのか、お伺いします。 次に、3点目、災害時、特に援護を必要とする人を常時把握していく必要があると考えます。その対策はどうなっていますか、お伺いします。 大きな4点目、高齢者福祉について2点お伺いします。 住宅問題について。 高齢者の生活を今後どう維持していき、その人らしく生活していくかと考える上で、今までの生活が今後続けていけるか心配な人がふえていると思われます。10年、15年先を考えて、住まいをどうしていくか、どのように生活していくか真剣に考えるときではないか。今、現に冬の間、特に困っている方、1人で豪雪地に住み、生活を営む大変さを話される方がふえてきています。この方たちの中で、高齢者住宅の建設を望む声があります。以前にも質問しました。そのときは検討しますとの答弁でしたが、検討の結果をお聞きします。冬の季節だけの住宅をも含めて、これからの高齢化に向けて真剣に考えていただきたいと思います。 2点目、見守りシステムについてお伺いします。 利用されている方の実態はどうか、これがあってよかったと喜ばれている例や、その逆はないか、そして必要でなくなったとき、有効利用されているのか、お聞きします。 大きな5点目、除雪について2点お伺いします。 この冬の除雪体制について。 昨年度の総括から問題点、課題をどのように検討したのか、それが各地区で開催した克雪会議にどのように反映したのか、また住民の意見はどうだったのかお聞きします。 2点目、雪害救助員制度の構築についてお聞きします。 今までに何度も質問してきましたが、雪害救助員派遣制度の枠にとらわれず、困っている人を対象に救助員制度の構築をお願いしてきましたが、冬期間の通年雇用の救助員制度はできないという答弁でしたが、昨シーズンの豪雪時にどこに除雪を頼んでいいのか困ったという声をお聞きしました。シルバー人材センターに聞いてくださいと、市は真剣に耳を傾けてくれないとも聞いています。もっと真剣に除雪を依頼する人と作業ができる人とをつなぐ除雪ネットワークがつくれないかお聞きします。 大きな6点目、県道上境温井線の冬期間の安全対策についてお伺いします。 冬期間のこの道路は、地形上、急勾配、急カーブの箇所が多く、路面凍結のため塩カルを散布して対策をとっていますが、スリップによる衝突、接触事故、脱輪等の事故が多発しています。ここは、高齢者デイサービスや保育園及び小学校の通学バス、デマンドバスの路線にもなっています。地元からも介護施設からも、事故防止の対策に対する切実な要望が上がっています。そこで、凍結で危険な箇所を地中熱による無散水融雪道路にして、安全を確保してほしい旨、強い要望が上がっていますので、飯山市としても県に要望していただきたいというお願いです。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。  〔市長 足立正則 登壇〕 ◎市長(足立正則)  渡辺美智子議員さんの最初のご質問にお答えをしたいと思います。 いろいろ多岐にわたりましてご質問をいただきました。また担当部長からも答弁をさせますので、よろしくお願いを申し上げます。 まず、平成25年度の予算編成の関係でご質問があったわけでございますが、25年度の予算執行に当たりましては、昨日もご質問がいろいろあったわけでございますけれども、5点の重点事業を掲げて取り組むということで方針を立てたわけでございます。1つは、新幹線の開業に向けまして魅力あるまちづくり、それから産業振興と雇用対策、定住施策、3番目ですが、子育て支援、また高齢者が安心して暮らせる地域づくり、4番目には、飯山らしい教育と文化の香る地域づくり推進健全財政運営、人材育成、防災対策です。こういうことで、それぞれ重点事業を掲げさせていただきまして、進めていきたいというふうに思います。 議員さんからは、非常に大型事業がこれから続くが、長期的な財政について大丈夫かというようなご質問がございました。これにつきましては、3ヶ年の今回の実施計画の中でも、基金財政の見通しもそこにのせてあるわけでございますけれども、現在の基金約40億ほどあるわけでございますが、これを活用しながら進めていくわけでございます。できるだけ、基金は大事にしたいというふうな形で進めるわけでございますが、当然新幹線の整備のために積んできた基金でございますので、また、これを有効に活用をしていくということでございます。国の交付金等もお願いしながら進めていくわけでございますが、現在の見通しでは、建設後も約17億ぐらいの基金を残していけるだろうということでございますので、長期的なしっかりした財政計画を立てた上で、事業実施を現在しておりますので、それをしっかり堅持して進めていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。 それから、もう一点、国民健康保険税の関係でご質問がございました。これは大変市民の皆さんにも大きな影響をします大事な課題でございますので、よくお話をさせていただきたいというふうに思います。 それで、国保の運営協議会が開催されるようになった経過というご質問もあったわけでございますが、運営協議会そのものは、基本的に毎年これを開催しまして、国保事業の運営の状況、全般的な状況、予算、決算等についていろいろご審議をいただいております。また、必要に応じて、諮問また答申というようなことでお願いをしておるわけでございますが、今回、審議会に諮問をしました経過でございますけれども、2つ実は課題がございます。 それで、1点は、何と申しましても、現在、国保会計の赤字が続いておりまして、単年度の赤字が続いておりまして、基金これが平成23年度末で約3億6,000万円ほど、国保会計として3億6,000万円ほどの基金があったわけでございますが、ここ過去3年間は、それぞれ実質の単年度で赤字でございまして、この3年間で約1億5,000万円、その3億6,000万円のところから1億5,000万円を取り崩して、会計を合わせているという状況になっております。また、ことしも、どうもこのままでいきますと1億円ぐらいの赤字の見込みになりそうだということで、このままですと、基金が全部なくなってしまうということになっておりますので、今回、審議会をお願いしたわけでございます。 それで、その背景でございますけれども、先ほど言いましたように、2つ課題があるんじゃないかなというふうに思っております。まず、1点は、何といいましても、医療費がふえてきておるんです。この国保会計からお支払いをする医療費がこのところどんどんふえてきておりまして、国保会計そのものというのは、現在、飯山市の中では3,600世帯の方、約6,600人の方がいらっしゃるんですが、この方々が加入をされていまして、かかった医療は、皆さんご存じのとおり、自己負担は3割ですね。あとの7割がこのいわゆる保険のところからお支払いをするんですが、平成17年、18年ぐらいは、大体この保険給付といいますか、医療機関のほうへお支払いするのが14億円台でございました。それが19年から21年ぐらいになりますと、15億円台を着実にふえてきておりまして、平成22年には16億円台になりました。それから平成23年度、昨年が17億円ということで、大変医療費の支出がふえてきておるわけでございます。したがいまして、収入の部分がふえないところへきまして、医療費が毎年非常にふえているということなんで、これが一つの原因でございます。 特に22年度、23年度、これ1億ぐらいずつふえているので、これがこの時期の特別その年だけに限った状況なのか、年によってふえることもあるんですが、これからこれがトレンドなのか、その辺はよく研究をしてみる必要があるかというふうに思うわけですが、全体的にはふえているということでございます。 それから、もう一つ、制度的といいますか、構造的な問題が1点あるんじゃないかなというふうに思っておりまして、これは、国のほうの医療制度が平成20年4月から後期高齢者医療制度が始まったわけでございます。これは、皆さんもうご存じでございますが、75歳以上の方々、この方々は今まで国保に入ったんですが、これを切り離しまして別の後期高齢者医療制度ということで、運営は県単位です。長野県では、長野県の後期高齢者医療の広域の組織ということで運営をしておるわけですが、そちらのほうに移りました。その方々というのが約4,300人ぐらいいらっしゃいます。したがって、今まで国保会計にいた方が、今度は後期高齢者のほうへ移った。それで、後期高齢者医療のいわゆる給付の負担金といいますか、保険料というのは、これは均等割とそれから所得割でございます。均等割と所得割でなっているわけでございまして、それぞれお一人ずつ払っていただくというふうになるんですが、実は飯山市の国保の場合、資産割というのがあって、固定資産を持っている、固定資産の価値に対して国保料、国保税の分がかかるというような仕組みになっておりまして、これが実は県下他市の市町村の中でも比較的、固定資産の割合が高いんです。大きな市になりますと、固定資産割はありません。しかし、やはり安定的なその財源のために、固定資産税割といいますか、固定資産割というのが飯山市では従来それがありまして、いいますと、例えば高齢者になって所得がうんと減っても、まだ現役時代は結構所得があった。しかし、高齢者になって所得が減っても、実はその資産割の部分というのが結構ウエートが大きかったもんですから、そういう部分では負担は比較的資産を持っている方が多かったんじゃないかなというふうに思うわけでございます。 今回、その75歳以上の高齢者の方々が全部後期高齢者のほうへお移りになられましたんで、今の国保会計が6,600人の3,600世帯でやっていくということになったわけでございまして、いわば後期高齢者の方々の中で結構やっぱり、いわばかなり飯山市の中ではたくさん今まで地域を支えられた方々、資産も持っていられた方だと思うんですが、抜けまして、だんだんやっぱり今の国保会計の収入が落ちてきているということもあるわけでございます。 したがいまして、医療費が非常にふえているという部分と、それから飯山市のこの国保税の仕組みと2つ課題があるわけでございますので、この2点についてやっぱり対応をしていく必要があるんじゃないかと思います。特に、飯山市の国保税の仕組みについて、どういうふうな配分で皆さんにご負担をお願いすればいいのかということについては、今までずっと見直しをしてございません。こうした後期高齢者制度とか、そういうものが特になかったわけでございますので、ずっとやってきたわけでございますが、この辺も実は見直しをしないといけないんではないかなということで、検討を今審議会のほうにお願いをしておるところでございます。 できるだけ医療費の支出を抑えてということが大変大事だというふうに思うわけでございまして、もちろん健康確保のために事業を推進してまいりたいというふうに思うわけでございます。今大体どのくらいかというと、約1億円ぐらいやっぱり支出が多いということでございますので、うんと単純に言いますと、この1億円分を国保税として徴収をしていけば、何とかつじつまが合うかなというところですが、大変大きな額であるわけでございます。単純計算でいいますと1億円を6,600人で割りますと、約1万5,000円でございます、年間ですね。これはあくまでも単純でございますが、そのくらいのご負担になると、今減っている部分のものの穴埋めができそうだということですが、これも結構大きなご負担になるわけでございまして、その辺も含めて今審議会の委員さんのほうにご検討をいただいておるということでございますので、ひとつその辺の状況につきまして、ぜひまたご理解をお願いしたいかというふうに思います。 それから、先ほどインフルエンザの予防の関係もございました。子供さんたちの部分ですが、この辺についても、また検討をしてまいりたいかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 それから、原発の関係のご質問もあったわけでございます。 飯山市のほうの環境基本計画につきましては、原発に対してのそうした対応をしていくということであるわけでございますが、基本的には、やはり前にも答弁をさせていただいたわけですが、原子力発電は、長期的にはやっぱりこれはないほうがいいに決まっているというふうに思います。非常に安全性の問題とかですね。しかし、現実的には、非常にまだいわゆる代替エネルギーと言われるものが開発されておりませんので、これがないと、急にこれを例えばやめても、全く困ってしまうわけです。生活にも困ってしまうわけでございます。 したがって、これは日本全体の話でございますから、通常やっぱり次の仕組みがきちんとできて、こうなるんだというようなシナリオ、ストーリーがきちんと見えないと、これだけ大きい問題について一気に廃止ということについては、私は現実的ではないんじゃないかなというふうに思うわけでございます。 そうしたことをしっかり取り組みながら、推進をしていくということが大事ではないかなというふうに思いますので、ぜひご理解をいただければというふうに思います。 それから、あといろいろご質問がございましたが、担当部長のほうから答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(久保田幸治)  村山総務部長。  〔総務部長 村山芳広 登壇〕 ◎総務部長(村山芳広)  関係部分につきましてお答えいたします。 予算編成方針についてのご質問がございました。 地方税それから地方交付税を中心に、地方財政制度がこれからどうなっていくかということについて、不透明な部分がありますので、長期的に先を見通すというのは非常に難しい面があります。当面の財政推計でありますが、歳入については、現在の景気動向を見ますと、市税、交付税など基幹収入の伸びは期待できない状況にございます。 一方、歳出については、平成27年春の新幹線開業、これを控えまして、施設整備はもちろんでありますが、魅力あるまちづくり交流人口拡大に向けたソフト事業への取り組みなど、多額の事業が予定されておりまして、今後2年間については、例年に比べ大きな予算規模になるものと想定しております。したがいまして、これから数年間は、借入金残高、返済金などふえていきますけれども、その後、また落ち着いていくというふうに推計をしております。 2点目、防災会議のご質問であります。 防災基本法の改正に当たって、自主防災組織を構成する者または学識経験のある者を追加するという、この趣旨としては、女性を積極的に登用すべき、女性の視点を生かすべきということであります。当市においても、できるだけ多くの女性の皆さんにお願いをしていきたいというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(久保田幸治)  山室建設水道部長。  〔建設水道部長 山室茂孝 登壇〕 ◎建設水道部長(山室茂孝)  渡辺議員ご質問のうち関係部分につきまして、市長答弁に補足をしてお答えを申し上げます。 1点目、除雪の関係でご質問がございました。 昨年度は大変な豪雪ということで、市民の方からたくさんの苦情あるいは要望等をいただいております。その中で特に要望が多かったのが、時間内に作業を終了してほしいという、このことでございました。今年度は3年間の長期継続契約の更新の年ということでありましたので、こうした問題点を踏まえまして、除雪の作業が慢性的におくれると、こういった工区もありましたので、こういった工区についての見直しを行いまして、昨年比で5つの工区をふやし、全部で85工区ということで対応しております。これによりまして、作業負担の軽減と時間の短縮、これを目指しているところであります。このことにつきましては、地区の除雪会議でもお話をさせていただいております。 除雪につきましては、市民生活あるいは地域経済にとって必要不可欠というものであります。市民の皆様方の協力をいただきながら、今後ともよりよい除雪に努めてまいりたいと、このように考えております。 それから、県道の危険箇所の整備の関係でもご質問がございました。 県道の上境温井線の道路整備の関係であります。同路線につきましては、急勾配のため、路面凍結によるスリップ等、大変苦慮されているということで、過日も、上境・温井の両区長さんからも安全対策について要望をいただいてございます。長野県のほうには内容をお伝えしてございますが、近々改めまして地元の皆さんと県のほうへ要望させていただきたいと、このように考えております。 私からは以上であります。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。  〔民生部長兼福祉事務所長 丸山信一 登壇〕 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  渡辺議員ご質問のうち関係部分につきまして、市長答弁に補足をしてお答えを申し上げます。 何点かございますが、最初に、国民健康保険の関係のご質問の中で、値上げの必要があるということで市長から答弁がありました。一般会計からの繰り入れを検討したのかというご質問でございます。 一般会計からの繰り入れにつきましては、制度として7割、5割、2割という、そういう軽減が制度としてございます。そうした保険税の軽減のため、あるいは国保の財政基盤の安定のためということで、これは交付税で措置をされるとか、あるいは国と県と市町村でそれぞれ負担をし合って、そういう財政負担の緩和をしましょうというものがございます。そういうものの繰り入れとして、平成23年度で約1億2,000万円一般会計からの繰り入れをして、国保の財政基盤を支えているという現状がございます。それ以外の繰り入れというご質問だと思いますけれども、基本的には特別会計で一つの制度としてやっているということでございまして、一般会計からの繰り入れは考えていないということでございます。 次に、国保の広域化のご質問でありました。広域化の動きがあって、影響というのはどうなるのかというご質問でございます。 これは、国の方針として、そういうことが必要だろう、ちっちゃな保険者ではなかなかやっていけないという現状があるということでございまして、現在、長野県におきましても、県とそれから市町村の代表で構成されました国保の広域化の検討委員会というものがございまして、いろいろ検討がされています。県と市町村の間で意見交換の協議がされているという状況でございます。議員からもございましたが、平成27年度から、現在30万円を超える医療費について、共同で拠出金を持って、その拠出金で医療費の支払いをしていくという共同安定化事業というものがあるんですけれども、これがすべての医療費に拡大をされるということは法律で決められましたので、27年度からはかなり広域化というものが進んでいくということになろうかというふうに思います。 影響につきましては、まだ試算等もよくされていないということで、市町村のそれぞれの保険者によって、いろいろな拠出が多くなるところと少なくなるところとか、いろいろ出てくるかなというふうに思われますけれども、まだはっきりしないという状況でございます。その辺のバランスにつきましては、調整交付金という制度がもう片方ではありまして、そういうところで、その不均衡のバランスをある程度保っていこうというものがございますので、そういうところを少し手当てがされるのではないかというふうに考えられるという状況でございますが、はっきりしたものはまだわからないという状況でございます。 次に、医療費の抑制のご質問で、特定健診の受診率が低いということで、どうなのかというご質問がございました。 確かに医療費ですとか、あるいは介護保険給付費、そういうものを抑制していくことというのは非常に大事なことかなというふうに思いまして、そのために特定健診というものがありまして、それぞれ健診を受けていただいて、みずからの体の状態を知っていただいて、大きな病気にならないようにするということが非常に大事だということでございます。少しずつ受診率は上がってきてはいるんですけれども、依然として低い状況だということでございまして、これにつきましては、やっぱり健診の結果をしっかり検証をしていく、それからほかの自治体の取り組み等も参考にさせていただきながら、これからしっかりまた対応をしていきたいなというふうに考えているところでございます。 次に、防災の関係のご質問の中で、災害時の高齢者、障害者の対応がどうなっているかというご質問がございました。 高齢者あるいは障害を持っていらっしゃる方につきましては、そうした実態調査ですとか、あるいは障害手帳とか、そういうものがございまして、市でデータを把握をしているということでございます。福祉台帳等で各区単位で整理がされておりまして、民生児童委員さんに把握を、管理をしていただいているということでございます。日常の活動に活用していただいているということでございまして、災害時におきましても、現在、災害時の住民支え合いマップというものも取り組みを進めているところでございまして、そうしたもので支え合い、助け合いが円滑にいくように取り組んでいるところでございます。すべての区ではまだ達成できていないということでございますので、すべての区でそういうものを、マップもつくっていただいたりして、社協さんとのご協力もいただきながら、この部分につきましては、しっかり対応していきたいというふうに考えております。 それから、高齢者住宅の質問がございました。高齢者住宅の検討の内容はどうなのかということでございます。 これにつきましては、現在、富倉地区で実態調査をさせいただいております。65歳以上の高齢者のみで構成されている世帯ということでお願いをしまして、内容的には冬期間の生活の課題、雪おろしとか交通の移動の手段、買い物がどうなっているかとか、そういうもので実態を踏まえて、共同住宅等の居住についてはどう考えますかということも含めたアンケートを実施しているところでございます。また、近隣の施設、新潟県にも高齢者住宅ができてきているという状況がありまして、そうしたものの実態を調査したり、来週また先進地の視察も予定をしているんですけれども、そういうものをまた参考にさせていただいて、今後も引き続いて検討をしていきたいなというふうに思っております。 次に、見守りシステムのご質問がございました。 見守りシステムにつきましては、ひとり暮らし、65歳以上のひとり暮らしの方あるいは高齢者世帯で要介護2以上の方ということで、設置をさせていただいております。台数的には平成19年から200台だったんですが、ことしも10台ふやしまして、現在220台ということで設置をしています。次々とまた要望が出てきますので、おおむね充足しているかなと思うんですが、若干待機者もいらっしゃるという状況でございます。転出等で、あるいは施設に入所されるということで、あいてきたものを順次、また新しいところに回すということで対応をしていきたいというふうに思います。 効果的には、非常についていてよかったと、ボタンを押されて近所の方、あるいは通報があって委託業者がいるんですけれども、そういう方と早目の対応ができて非常によかったという案件もやっぱりあるということでございまして、ことしにつきましては、11月末で6件そうした対応をしたという実績がございます。 次に、雪害救助員のご質問がございました。 雪害につきましては、議員が前からおっしゃっていますような、除雪作業員さん登録制度といいますか、そういうものは今ないということで、それぞれ業者さんですとか、あるいはシルバーですとか、NPOさんにお願いをしているという実態でございまして、こうした高齢者等の世帯につきましては、雪害救助員の派遣事業で対応をしているという現状でございます。 具体的な取り組みとしますと、そうした制度を踏まえながら、いろいろなお話がありますれば、そうした建設会社とか、そういう方に間を取り持ってご案内をさせているというところで対応させてきております。これからやはり高齢化が進みまして、地域の支え合いですとか、ご家族の支え合いというものをぜひお願いをしたいというふうに考えておりまして、各地区の克雪活動推進協議会等のいろいろな場所で呼びかけをさせていただいて、ぜひご協力をいただきたいなというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員、再質問ありますか。 渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  1点目の予算のところなんですが、財源が厳しくなって歳出を抑えなきゃいけないという点で、市民生活にとって必要な予算枠を縮小することのないようにしていただきたい、それが本当に重要だと思うんですが、その点についてお伺いします。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  あと2年間は、大変飯山市にとりまして新幹線開業という大きな事業、長年の飯山市の課題でございましたこの事業があるわけでございます。これについてのお金は、先ほどご説明をしたとおりでございますが、当然ながら、やっぱり市民生活というのが基本でございますので、そういうことによって市民生活が圧迫されるということは、それは避けなければならないという事項でございますので、しっかり取り組んでまいりたいというふうに思います。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  続いて、国民健康保険税についてお尋ねしたいと思います。 今度、年間1億円、1人平均して1万5,000円ぐらい年間という値上げになるだろうということでしたが、国保税が払いたくても払えない人が今よりもふえてくるんではないかなということが予想されますが、そうすると国から収納率を上げるように指導が入ると思うんです。それでも払えない人に差し押さえだとか、短期保険証、資格証明書といったぐあいに悪の連鎖ではないか、こんな無慈悲な国民健康保険制度というのはどうなのかなというふうに思うんですが、例えば200万円の4人家族で年間国保税幾らぐらいになるのか、お聞きしたいと思います。
    ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  現在、国保の審議会にそういう課題がありますということで、いろいろな中に資産割とかいろいろな話があるんですけれども、そういうものをトータルとして審議をしていただきたいということでございまして、いずれ答申をいただくということになります。なかなか個々の世帯によって状況が違いますので、なかなかこうですというふうには申し上げにくいということがあるんですけれども、一つの事例といいますか、条件設定をさせていただいて、一つの試算をさせていただきますと、例えば夫婦と子供が2人いる4人世帯で、課税対象になる固定資産がなくて、加入をしているものは医療分と後期分支援分、それから介護分として夫婦が2人とも入っているという想定をしますと、そうした一つの家族について、現在は年額30万円という方が一つの標準としてあろうかなというふうに思います。どうなるのかということについては、なかなか結果として、じゃ、医療分にどのぐらいやるかとか、介護分とか、そういうものが決まってきませんので、なかなかわからないということでございまして、1億円を仮に上げるということになりますと、率にしまして20%ぐらい上がるということでございますので、30万円から20%ぐらい上がるというふうになりますと、6万円から8万円ぐらいの間ぐらいというのが年額として増額になる。4人世帯でございますので、先ほど市長が1人当たり1万5,000円ぐらいというものと大体同じような形になるんですが、一つの事例とすれば、こんな形が考えられるのかなというふうに思います。 ただ、それぞれのご家庭によって介護分ですとか医療分ですとか皆違いますので、なかなかはっきりしたことは現時点では申し上げられないということでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  例えばお子さんが生まれたところのお子さんも、均等割で1人幾らというふうにかかってきますけれども、この辺をどう考え、減額、ここの部分についての減免というか、そういうことは考えられないかお聞きします。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  国保の制度につきましては、基本的にやっぱり国全体で一つの方針を決めてやっている、そういう中でいろいろな支援制度としてやっているということがございまして、どこの自治体も基本的にはいわゆる均等割といいますか、お一人当たりどのくらいということはやっていますので、これは国保の制度としてご理解をいただきたい案件で、ぜひその辺のところはご理解をいただきたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  一方で、子育てを応援しながら、子供さんにもこのように均等割がかかってくるという矛盾というか、考え方によればそういうところが考えられますので、今度の審議会の中でも、少しその辺検討していただければというふうに思います。そもそも国の制度で、このように国保の国庫支出の割合が1984年度には50%あったのが、2009年度には24.7%に半減してきたと、ここに要因があるというふうに思いますので、国に対して、構造的な問題を含め、国保の改善と安定的な運営のために責任を持って財源を保障するようなことを要求していってほしいというふうに思います。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  今、渡辺議員さんからご質問があったわけでございますが、子供さんの支援については、保険料はこれはご負担をお願いをしたいと、ご協力をお願いしたいということです。 それで、ただ、医療にかかった場合に、現在それに対してのいわゆるかかったときの経費については、飯山市では中学生以下、これは無料化で市が応援しましょうということでございますので、ぜひそういうことで応援をしているということでご理解をいただきたいと思います。 それから、もう一点ですが、やはりこの国保会計、これを市町村単位でやっていくということ自体に限界があるんじゃないかなというふうに、これは前々からそういうふうにそれぞれの市町村では考えておりまして、これもやはり広域的な形で、今、後期高齢者は県のレベルで広域でやっておるんですが、これもぜひ市町村の国保も県の広域レベルでやってくれないかということは、前々、市長会でも県のほうへ要請をしているところですが、なかなかやるというふうには言ってくれないという現実がございます。 今度の制度の中で、財政的な部分についてはやりましょうという話になってきておるわけでございますが、やっぱり市町村単位でそれぞれ自分たちが会計を持って、それから国保の税率を決めてその中でやっていくというのは、これはちょっともう限度があるんじゃないかなというふうに考えておりまして、広域化ということについてはぜひ進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  予防事業についてお伺いしたいと思うんですが、特定健診の予算が1年分で前年度に比べると550万円減額されてきているんですが、これは受診者が少ない実態をもとに試算されたのかどうかお聞きします。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  今ご質問ございましたが、予算ベースと決算ベースというところの違いということは当然出てくるわけでございまして、できるだけ受診をしていただきたい、ドックにかかっていただきたいということで、予算計上をしてPRをして、結果として対象者が減ってくるということは、議員のご質問の趣旨と一致をすると、そういうことでご理解いただいていいと思います。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  それでしたら、特定健診の受診率を上げるために、例えば受診料がほかの周りの市町村に比べると、飯山市が一番高いような気がします。1,500円ということで、ほかのところは無料で受けられる市町村もありますので、その辺についての検討はいかがでしょうか。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  一部の負担金のご質問でございます。 確かにご質問があったとおり、近隣で無料化にしているというところがございます。受診率を上げる手法とすれば、そうしたこともありますし、PRですとか、いろいろなやり方が考えられるというふうには思います。そうしたものにつきまして、負担金も含めて検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  子供のインフルエンザの補助の問題で検討をしていきますということでしたので、ぜひお願いしたいと思うんですが、やっぱり子供というのは集団生活をしますので、感染しやすい、それを今度家庭に持ってくるというと、また広がっていくということで、とても大事な事業だと思いますので、ぜひ補助をつけていただきたいと思いますが、もう一度お願いします。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  市長から検討したいという答弁があったとおりでございます。補助につきましては、近隣の市町村で子供さんについての補助をやっているところとやっていないところとか、確かにいろいろございます。 そうした実態等を踏まえて、また全体の状況ともう少し県全体の状況ですとか、そういうものも少し調べまして検討させていただきたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  次に、災害対策のところで、女性の参加を大いに進めていきたいということでした。きのうの質問の中でも、これから備蓄品の補充を考えているということでしたので、この備蓄品についても、本当に女性の観点から見る目というのは随分違ってくると思いますので、その辺を要望したいと思いますが、早速女性を参加させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(久保田幸治)  村山総務部長。 ◎総務部長(村山芳広)  今お話しのように、女性についてはできるだけ多くの皆さんに防災会議に入っていただくという考えでおります。 それから、自主防災組織への支援という点で言いますと、やはりその組織の中に女性の皆さんも大いに入っていただかないと、どんな備品、備蓄品が必要かということがわからない面もありますので、そこら辺についてもご協力いただければと思っています。 以上です。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  集合住宅のことについてお伺いしたいと思います。 今度、富倉地区で実態調査をとって、アンケートをとって、住宅の問題も実態調査で把握してというふうなこともありました。近隣で新潟でもやっている。だんだんこういう自治体がふえてきていると思うんですけれども、積極的に進めていっていただきたいと思います。この集合住宅で生活することによって、災害のときの対策だとか、介護面においても利便性が考えられますので、ぜひ前向きに進めていただきたいんですけれども、検討じゃなくて、前向きに進めますという回答をいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  高齢者の冬期間の住宅でございますけれども、どの施策もそうですが、やっぱり財政的に財源をどうするのかということと、それから運営の主体、それをどうするのか、あるいは入った方のご負担、どの程度のご負担、全く無料でいいのかとか、そういうようなことはやっぱり近隣の状況ですとか、先進地でやっている状況、あるいはそういうところでも困っていることですとか、そういうものをやっぱりもう少しじっくりと調べていかないと、スタートしたんだけれども、うまくいかないということでは困りますし、また入られる方が躊躇される方もいらっしゃいますし、あれば希望するという方もいろいろいらっしゃるというふうに思います。もう少し検討は少しさせていただかないと、すぐになかなかスタートというふうにはならないのかなというふうに現時点では思っておりますので、引き続き検討させていただきたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  除雪についてお伺いしたいと思います。 これから市が中を持って、困っている人と助けられる人ということで、中に入っていただけるというふうなことを考えていただきたいというふうに思います。除雪の基本というのは、自分の家はそういうふうな人を頼んだり、自力でとか、親戚や家族なんかに依頼して守る。そして、一歩外に出ると、道路除雪とか公共施設は、県や市が責任を持って、市民が生活する上で困らないように除雪をすることが基本だというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  基本というふうにご質問されれば、そうあるのが一番よろしいかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(久保田幸治)  渡辺議員。 ◆1番(渡辺美智子)  除雪のときの人に頼むとき、業者に頼むとき、大幅な金額の差がないようにというふうな声も出ているんですけれども、地域によって、業者に頼むときの金額の差があるということも聞いているんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(久保田幸治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  市としてというか行政として、最終的には相対でいわゆる契約関係と申しますか、そういうことでやっていただくということになりますので、市のほうで一律に、例えば市がすべて給付するとか、そうなれば当然に同じことになるかなと思いますが、一つは、県がある制度で、弱者につきましては雪害救助の制度があるんですが、その単価と実勢単価がちょっと違うという実態も確かにあるんですけれども、一つの参考として、あとはやっぱり民間のベースでやっていくという実態を、現実を見つめざるを得ないんじゃないかなというふうに思っております。 以上です。 ◆1番(渡辺美智子)  終わります。 ○議長(久保田幸治)  以上で渡辺美智子議員関係の質問を終わりといたします。 続いて、高山恒夫議員の発言を許します。 高山議員。  〔4番 高山恒夫議員 登壇〕 ◆4番(高山恒夫)  通告に基づき質問をしてまいります。その前に、先月11月23日勤労感謝の日でありましたが、中野市アップルシティーで連合長野の高水地域協議会の結成総会がありました。働く者の組織として飯山市を含む北信一帯が組織統合され、高水地域協議会として再結成されたものであります。総会後の祝賀会には多くの来賓が招待をされておりましたが、飯山市長は欠席でありました。須坂市は、三木市長代理として産業振興部長が出席されておりました。日ごろ、行政においては労政分野に力を入れている。その一方で、このような機会に市の顔が見えないという対応は、とても残念に感じました。今後、十分な配慮を望みまして、質問に入らせていただきます。 大きく2項目について質問いたします。 最初に、北陸新幹線飯山駅開業に向けての取り組みでありますが、現在、駅施設の囲いも取り外され、駅舎の姿も見えてまいりました。合築都市施設建設も始まり、いよいよ開業が近くなったことを感じるところであります。私は、これからの開業までの2年間が特に重要であるという認識から質問をしてまいります。 1点目でありますが、駅周辺整備についてであります。 新幹線飯山駅は、昨日の市長答弁でもありましたように、まちの顔としてにぎわい拠点であることは言うまでもありません。土地区画整理事業も順調に進んでいるようでありますが、駅周辺の商業展開、企業立地などの話が聞こえてきません。どのような状況になっているのか、現時点をお聞きしたいと思います。 また、にぎわい創出をどのような方向に持っていくのか考えをお聞きしたいと思います。 2点目、開業機運の盛り上げについてでありますが、開業イベント実行委員会も組織され、市民意識の醸成に取り組まれました。しかし、周辺市町村では、まだ飯山駅開業にかかわる情報が不足し、機運の盛り上がりがないような感じを受けます。周辺市町村に対しての情報提供、今後の取り組み予定をお聞きいたします。 3点目、広域観光連携についてでありますが、信越9市町村による広域観光連携会議は、組織の拡大も行われ、取り組み体制も整ってきています。広域連携会議の目的や考え方については、昨日、市長から詳細に答弁がされております。そこで伺いますが、現在の進捗状況と今後の計画、具体的事業内容をお聞きしたいと思います。 4点目ですが、情報の一元化と事業進捗管理についてお伺いします。 この開業までの2年間は、事業全体の進捗管理と情報発信を含む総合的機能の強化が今まで以上に必要と思います。その対応が市の姿勢として評価につながっていくかとも思います。ハード・ソフト事業それぞれ担当部署の進捗管理体制は当然としても、特に外に向かっての総合的窓口機能をどのように強化していくか、考えをお聞きしたいと思います。 大きな2項目でありますが、さわやか婚活応援事業についてであります。 実行委員会が立ち上がり、未婚者のための結婚対策が始まりました。本年度5回イベント開催計画で、既に3回が終了しています。今までの出会いの創出に取り組んでの参加者の反応など、中間ではありますが、どのように評価をされているかお聞きしたいと思います。 また、あわせて、イベント自体に参加できない方への対応はどのように考えておられるか、お伺いしたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。  〔市長 足立正則 登壇〕 ◎市長(足立正則)  高山議員さんの最初のご質問にお答えをしたいと思います。 最初に、連合長野さんの地域協議会の結成のところでのご質問がございました。当日、大変いろいろ行事が重なっておりまして、大変失礼したわけでございますが、祝電を送らせていただいて対応させていただいたわけでございます。議員のほうからお話がありましたように、できるだけ顔の見える対応ということが大事だなというふうにも思っておりますので、また今後、ぜひ機会を見て皆さんのほうへまた顔を出したいというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 それから、まず、最初の質問の中で駅周辺整備の関係についてご質問があったわけでございます。特に駅前のまちづくり、にぎわい創出ということについてお話があったわけでございます。 現在、区画整理のほうが最終段階のほうへ入ってきております。まだ駅前そのものは、駅前広場の整備そのものは、駅舎の工事の関係で来年、再来年に入るわけでございます。その中で駅前でのいわゆる商業施設等の集積ということについて、これから一番大事な課題にもなってくるわけでございます。全体の事業所としますと、幾つかの事業所については、駅前のほうへ移転された事業所さんもあるわけでございます。商業施設の関係につきましては、駅舎の中にも、恐らくJRさんのほうでテナント的なものも検討されるかなというふうにも思うわけでございます。現在、まちづくり課のほうを中心にしまして、あと商工観光課と、駅前での商業施設といいますか、商売の関係の開業も含めて進めておるわけでございます。 特に、3,000平米の市の所有地の敷地のところもあるわけでございますが、広域観光連携との絡みもあるわけでございますが、このところをどういうふうに活用していくかということを今後詰めてまいりたいというふうに思っております。会議所さんとかJAさんとも相談をしながら検討をしてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。 それから、次に、広域連携の関係でご質問がございました。現在の状況はどうかということでございます。 それで、ちょうど去年の1月末に、この広域連携の組織を立ち上げました。まず、9市町村の行政の首長さん方にお集まりをいただいて、組織を立ち上げたわけでございます。それから、8月には拡大総会ということで、ここには長野県、それから、あと経済団体の皆さん方にいろいろ入っていただきまして、組織としての体制はできたわけでございます。 現在、何を今進めておるかということでございますが、9市町村の行政レベルでの連携をしましょうということについては、それぞれ部長さん方のほうでご理解をいただいてあるわけでございますが、この事業というのは、行政だけでできることではなくて、むしろどちらかといいますと、観光関係の皆さん方、この人たちが一緒になって、じゃ、この9市町村全体の地域をどういうふうなもののイメージとして持っていくかと、それからお互いにその個性を磨きながら、連携をするものはどういうものができるかとか、大変大きないわゆる民間サイドレベルでの協力といいますか、一体性というか、それが非常に大事なウエートを占めておりまして、今この9市町村の中の観光協会長さん、またはそれに準ずる方、観光協会さんが中心になっておられるんですが、その方々にお集まりをいただきまして、今その9市町村全体のイメージ、コンセプトといいますか、それぞれ大きな観光地域の市町村がございますし、観光よりも農業が中心だというところもあるわけでございますが、全体としてどういうイメージでこのエリアを売っていこうかということの会議を今やっておるところでございます。 これは、したがって野沢温泉さんとか、志賀高原さんとか、ほかのところもそうですが、大きな観光地の協会長さん方が入られまして、みんなでこの地域をどういうふうにやるのかというレベルのところを今やっておりまして、しかし、方向性としますと、これはやっぱりみんなで何とかしなければならないなという意識は皆さん持っておられるんです。じゃ、どういうイメージにするのか、どういうネーミングを考えるのかという、これ非常に大事な課題でございますが、今そうしたものについて検討をしておるところでございます。これについては、座長さんは、この9市町村の顧問でございます清水愼一先生です。元JRにお勤めで、現在は立教大学の観光学部の先生をやっておわしますが、清水先生を中心に進めておりまして、この辺がしっかり固まってきますと、いわば民間レベルで皆で一緒にやって、こういうメニューで具体的にこういう連携をしましょうとかということの話が固まってくるというふうに思っております。 それぞれ市町村の大きさとか、そういうものもあるわけでございますが、今、そういう段階の中で進めておりますので、行政をベースにして、さらに民間のレベルのところでそういうところの論議を、今、一生懸命にやっておるところでございます。 それから、次に、婚活の関係で、議員さんのほうからもご質問がございました。 今、市のほうでは一生懸命取り組んでおるわけでございます、さわやか婚活応援事業ということで。ぜひ、大分カップルの出会いができているというふうに報告を受けておるわけでございますが、この辺につきましても、新しい事業として特に若者の出会いの場の創出ということで、市としては積極的に取り組みたいというふうに思っており、現在進めておるところでございます。 また、担当部長のほうからも報告をさせますが、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(久保田幸治)  村山総務部長。  〔総務部長 村山芳広 登壇〕 ◎総務部長(村山芳広)  関係部分につきましてお答えいたします。 開業についての周辺市町村への情報提供というご質問でございます。 ご指摘のように、開業イベントの実行委員会が組織されまして、今後、具体的な事業が決められていきますので、市民はもとより、周辺の市町村への積極的な情報提供をしていく考えでおりますけれども、広域観光連携会議が一つの情報提供の場であると考えております。会議などを通じて情報の共有化を図っていきたいと思いますし、それから駅周辺整備状況など、各市町村広報紙への掲載、それから視察の受け入れなどについても、調整しながら積極的に対応していきたいというふうに考えております。 それから、2点目ですが、開業までの情報一元化、進捗管理というご質問であります。 ハード事業、ソフト事業、市民対応、企業対応、これらすべてについて一つの部署で担当というわけにはいきませんけれども、お互いにほかの部署の進行状況の把握、情報の共有については、常に意識していくことが大切だというふうに考えています。トータルでは3ヶ年実施計画あるいは予算編成などを通して、全体を見渡す中で進行管理をしていく必要があるというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(久保田幸治)  稲生経済部長。  〔経済部長 稲生 孝 登壇〕 ◎経済部長(稲生孝)  高山議員ご質問のうち広域観光連携について、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 広域観光連携会議といたしましては、主な基本施策ということで4つ掲げてございます。ブランド戦略の策定、飯山駅のハブ機能の構築、魅力あるコンテンツの形成、エリア連携の意識醸成と、この4つでございまして、これをもとに事業内容といたしましては、飯山駅を中心とした二次交通体系の検討と具体化、飯山駅観光案内機能と運営方法の検討、広域の観光戦略を組み立て、観光地間連携を進めるプラットホームの構築、広域旅行商品の開発、それと9市町村共同によります誘客宣伝の展開、こういったことが事業内容として事業計画を策定していくということにしております。 これらの計画を策定するということで4つの部会を立ち上げております。組織を拡大したということでございますので、この部会には観光関係、経済団体、交通事業者の方々にも入っていただいております。1つは、イベントやキャンペーン、広域観光ルートづくりを担う観光振興部会、もう一つは、二次交通対策、駅案内所機能・運営を検討する交通アクセス・案内所部会、3つ目は、おもてなし機運の醸成、土産品の開発、こういったものを研究する受入体制整備部会、そして部会横断的な総務的役割を担います事業推進部会という4つの部会で、それぞれ検討を進めていくということにしておりまして、今後、精力的に部会を開き、計画づくりを進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(久保田幸治)  山室建設水道部長。  〔建設水道部長 山室茂孝 登壇〕 ◎建設水道部長(山室茂孝)  高山議員ご質問のさわやか婚活応援事業につきまして、市長答弁に補足をしてお答えを申し上げます。 婚活応援事業につきましては、6月に実行委員会を立ち上げまして、独身男女のためのコミュニケーションセミナー、これを1回開催しております。あと、出会いのイベント、こちらも今までに3回実施しております。今後、今年度、今月の15日、それから2月、あと2回開催をすると、このような予定になっております。 出会いのイベントの関係ですが、交際のきっかけをつくるというのが目的でありまして、今までの3回のイベントで13組のカップルができております。また、その場でカップルにならないという方でも、連絡先等を交換するなど、ある程度の成果が上がってきているのかなと、このように思っております。 また、イベントの運営につきましては、専門の業者に委託をしておるということで、スムーズな運営につきましては、参加者の方からも評価をいただいております。 課題といたしましては、出会いのイベントに積極的にみずから進んで参加をする人というのが大変少ないということでございます。多くの方は、実行委員が独身者に説明をして、何とか参加をいただくというようなきっかけになっているのが現状ということであります。 晩婚化、未婚化が進んでいる要因に、独身男女の出会いの機会が減ったということが挙げられておりますが、そればかりではなくて、異性とのコミュニケーションづくりが苦手な方がふえてきたということや、結婚観の変化から結婚そのものに対して躊躇する人もふえてきているのかなと、こう思われます。 こうしたことからも、今後このような出会いのイベントなどを継続して開催していくことで、独身者の結婚への機運が高まっていくということを期待をしておるところであります。 また、イベントに参加できなかった方への対応ということでございますが、中には大勢集まるパーティーとかに参加するのが苦手だという方もいらっしゃるということでございます。こうした方には、市が主催をするコミュニケーションセミナー、こういったセミナーへの参加もしていただいて、異性へのコミュニケーションの苦手意識を解消していただくことも一つの方法かなと考えております。 また、長野県では、平成23年7月から独身男女の登録を行いまして、お見合いをセットする結婚支援というのも行っております。こうした場の紹介もあわせて行っていきたいと、このように考えております。 私からは以上であります。 ○議長(久保田幸治)  高山議員、再質問ありますか。 高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  駅周辺整備の関係の商業展開についてお尋ねいたしますが、非常に厳しい経済情勢の中でも、なかなか企業の方針というのが難しい、出せないという状況もあろうかと思いますが、具体的、市から企業関係者にどのようなPR活動を行っておるのか、また、お会いした企業の皆さんの反応はどのようなものであるか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  稲生経済部長。 ◎経済部長(稲生孝)  企業誘致という関係でございます。 基本的には地元の方が駅前へ進出していただくというのが非常にいいわけですが、そういった打ち合わせもしているということです。 それで、首都圏での企業誘致活動、これは主に工場という関係での誘致活動も今行っているわけですけれども、あわせましてホテル、それと飲食チェーン店等の誘致もしたいなということで、不動産関係や関連会社等も訪問してPRをしているところです。具体的に駅周辺の図面等、また現在の新幹線の進捗状況、そういったパンフレット等も持ってPRをしています。 ただ、今言われましたとおり、なかなか経済が低迷しているという中で、様子見という感じが非常に強いという状況でございます。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  やはり商業展開については、民間の皆さんの進出を期待する、そのとおりだと思いますが、やはり建物を建てて、さらにそこで商業活動をするというのは非常に厳しいという声も聞かれますが、基本的には営業活動ではありますが、民間、民間と言ってばかりはいられない、前へ進まないという状況もあろうかと思いますが、行政とすれば、どのような考えでそれを誘導していくかというような、具体的なことを考えておられるかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  稲生経済部長。 ◎経済部長(稲生孝)  本来的には、やはり民間活力というのを活用してのにぎわいの創出というのが非常に大事かと思っておりますので、まずその話し合いをさせていただきたいと思っております。 それがなかなか難しいといったような場合には、どういった手法でやればいいのかといったことにつきまして、商工会議所、関係団体と協議検討しながら方向性を出していきたいと考えております。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  問題といいますか、市有地の3,000平米というのが駅前にありますが、ほかにも民有地もたくさんありますが、その駅前のにぎわい創出をどう図るかということについては、やはり開業に伴って周りには何もなかったというようなことに、これは前々からの議会の中でも話をされておりますが、例えば公共施設などの施設をつくって、その1階をテナントにするとか、そういうような複合施設という考えも従来からあろうかと思いますが、やはり民間のやる気、資本の呼び水としての考え方、そんなようなことも考える必要はあろうかと思いますが、判断としてはどうでしょうか。また、公共施設としてのいろいろな施設がありますが、例えば市庁舎の分室とか、そういう建物をつくって、将来的にそこで観光関係の分室として使うとか、そんなようなことも考えられると思いますが、今後の中ではあり得るのかどうか、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  今、高山議員さんのほうから、民間だけでなかなか厳しい中、行政はどう考えるかということでございます。 特に、やっぱり今、市で持っています周辺のところへ、また土地を市が購入をしてということは、これ非常に経費がかかりますので難しいかというふうに思います。 その3,000平米の部分については、先ほども答弁をさせていただきましたけれども、広域観光の活用ということも一つ視野に入れなければならない点があるんですが、それにあわせまして、その商業的な施設、お土産とかそういうものとか、何かそういうものを買う場所とか、そういうものはぜひ必要でございますので、その辺については、やはり先ほども答弁しましたけれども、商工会議所さんとか、それからJAさんとか、市内の経済団体の皆さん方とも協議をして、何かやっぱりなきゃいけないんじゃないかなというふうに考えております。その場合は、市としてもやっぱりある程度応援をしていくといいますか、市のほうである程度イニシアチブを持って進めていくことも必要ではないかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  商業展開については、非常に難しい、財政的にもありますので、難しい課題だと思いますが、できるだけ民間の資本の元気が出るような誘導等も含めてお願いしたいというふうに思います。 次に、駅周辺の関係では、立体駐車場の関係についてお尋ねしたいんですが、これも前々の議会からも議論がされておりますが、建設については、周辺市町村に負担を求めないということで進んでいます。この方針は、足立市政の前に決定された方針だというふうに思いますが、改めて周辺の意向を確認すべきではないかというふうに私は考えます。 なぜ負担にこだわるかということでありますが、工事は、市の財政計画で単独でもできるという判断でありましょうが、今や広域観光とか北信地域自立圏構想などが立ち上がりまして、市長の言う広域という理念の上からも重要な位置としての駐車場というふうになると思います。 そういうこともありますし、さらに管内のある自治体の広報紙でありますけれども、ある議員の新幹線関連での一般質問に、新駅建設関連事業に飯山市から財政支援の要請がない反面、施設整備の協議や情報提供もないと理事者が答弁をされているのが記載されています。広報記事だけでは首長さんの真意はわかりませんが、新幹線関連に財政的負担の議論がない、言いかえれば、周辺自治体に財政的な参画を求めない、そういう結果がこういう表現をさせているのではないかと考えられます。そういう意味で、広域関係について、特に駐車場がハブ駅としての機能の中では非常に重要な位置を占める、そういう意味でわかりやすい建物というふうに思いますが、やはり広域の真の連携をしていくには、財政的な面も含めて共有認識というのが非常に大事だというふうに思いますが、その辺の考え方についてお聞きしたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  高山議員さんのほうから、新幹線の施設整備についての負担金の話、また協議といいますか、周辺市町村との話も出ましたが、まず1点、その整備の関係なんですが、どういうものを整備するか等は、そういうことにつきましては、北陸新幹線の広域推進協議会という組織がございまして、そこには関係する市町村の首長さん並びに議会の全員の方ではないんですが、議長さんとか、そういう議員皆さん方にも入って、構成は議会が入っていますので、説明をさせていただいております。今は信濃町と飯綱町さんから新たに参画をしてもらってやっておりますので、全体的な計画については、基本的にはご理解をいただいているんではないかなというふうには思います。 それで、その施設の負担の話でございますが、これについては、基本的に私とすれば、これは飯山市でやっていこうというふうには思っていまして、それから駐車場についても、これはやはり有料化でやっていく必要があるというふうに思っているんです。ただ、周辺のいわゆる新幹線駅の駐車場に比べれば、やはり格安にやっていって競争力を持つ必要があるなというふうに思っております。 それで、あとは、新観光案内所、今度、広域観光の案内施設なんですが、そうした運営とか、それから二次交通の関係、これ大変重要な、いわゆる広域観光を進める上での機能なんですが、そうした中での運営の部分については、これはぜひ広域全体でみんなで検討して、当然ながらその経費のかかる話でございますので、その辺の利便性を高める部分、魅力を増す部分、そうしたものについてはいわゆるソフト部分といいますか、そうした部分については、ぜひみんなでお金を負担をしながら、よりよい仕組みのものをつくっていくのがいいんじゃないかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  駐車場の関係については、やはりハブ駅とする中で、やはり大勢の方に利用していただく、新幹線飯山駅を大勢の方に利用していただくという面では、やはり長野まで行きますと、1日24時間で1,000円という駐車場料金になりますけれども、飯山駅が今後、使用料の検討をする中では、非常に料金設定も難しいと思いますが、例えば飯山市民の使い方と木島平、野沢温泉村等周辺の使い方が異なるとか、いろいろなこともこれからは想定されるわけでありますが、そういう意味では、やはり負担金の、それはもう方針としては出ておるんですが、無料化、例えば駐車料金の無料化というようなことにも踏み込んでいくとなれば、非常にそういうことがまた議論されることになるような気もしますが、無料化ということも含めて駐車料金の検討は、ぜひ検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  駐車料金の使用料の問題は、これも内部でいろいろ検討をしてきた経過もあるわけでございますが、無料化が本当にいいのかという問題もございまして、実は、今度、立体駐車場もできるわけでございますけれども、現在のJR飯山駅の駅前の市でやっています駐車場も、なかなか冬になりますと、あそこは消雪パイプが入っておりますので、どうしても長期の駐車があったりします。それで、駐車場そのものをずっと維持管理をしていくためには、全くお金をもらわないというふうになりますと、メンテナンスの関係が当然出てきますので、それからランニングコスト、それを結局全部飯山市が負担をしなければならないというふうになりますから、長期的ないわゆるランニングコストとか、そういうものも含めて、やはりそれは使用料をもらっていくのがいいんではないかというふうに思っておるんです。 それから、駐車場、今、議員さんのほうのご質問、特に駐車場の負担金の話だと思うんですが、これが、じゃ、例えば各市町村から幾らもらって、その駐車料を無料にするのかということは、非常に難しい話でございまして、病院の場合とかは、比較的案分の率が実際に病院に来られている方々の利用率ということなんですが、駐車場の場合は、そういうものについては非常に難しい部分があるんです。それよりもむしろ実際に使ってもらった料金で、その負担分を回収していくというようなことが、ある意味では非常に平等であるというふうに思います。 ただ、その場合は、当然ながら料金と、その利用者の数という、今度は経済的な部分の課題があるわけでございますが、その辺はしっかり計算をして、競争力があり、なおかつ、そうした持続的な運営ができるようなものを、これはやっぱり頭をひねらなければならないですけれども、設定をしてやっていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  それでは、次に、開業機運の盛り上げについてのほうに移りますが、昨日も開業イベントの中で提案がありました。イベントについては、夢のある取り組みに期待をしたいというふうに思います。 先日、木島平村で第14回の米・食味分析鑑定コンクールという大会がありましたが、3年後の第17回の平成27年開催は、石川県小松市になったようです。小松市からは、北陸新幹線が開通しますので、皆さん新幹線に乗ってどうぞお越しくださいという、そういう明るいあいさつを閉会にされておりました。非常に印象的だったんですが、このように全国的なさまざまなイベントを含めて、開業前のイベント、そして開業時のイベント、それから開業後のイベント、そんなような大きく3つに分かれると思いますけれども、戦略的な取り組み、特に夢のあるような取り組みをぜひ一緒に検討委員会の中で進めていただきたいというふうに思います。 その中で、1つ、先月ですが、飯山線で長岡、十日町駅間で蒸気機関車SLが40年ぶりに復活し、大変なにぎわいという報道もありました。飯山市も特にJR飯山線は、全国的にも飯山の景色はすばらしいというふうに言われておりますので、開業時でも開業後でも、新幹線とSLを組み合わせた夢のある企画はできないかというような声も市民の間に出ております。検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(久保田幸治)  月岡副市長。 ◎副市長(月岡寿男)  11月10日、11日に長岡、十日町間におきまして、SLのC11号機が旧型の客車を牽引する中で運行をされて、大変な盛況だったというふうにお聞きをしているところでございます。また、十日町市から再度の運転をということで声が出ていることも一つありますし、加えて、津南町からも運行をして延ばしてほしいという旨の要望が出ているというふうにも聞いてございます。 過日、十日町市の観光交流課長から、運行につきまして同一歩調をという相談がございました。課題としては、十日町それから豊野間の線路の構造がどういう構造になっているかという部分でありますが、ここについては、十日町から長岡に比べて、線路の構造が頑固になっていないという点が1つございます。 加えて、トンネル内に防水といいますか、漏水防止のものがございまして、これは今現在、昔は全部鉄でありましたが、可燃性のもので水を誘導しているという状況もあります。 加えて、支社が今まで長野支社管内でずっとあったわけでありますが、新潟支社と長野支社で森宮野原駅で変わっておるという状況と、転車台が不要になったということで、現在、長岡に1つあるだけで、ほとんどが全部撤去されているという課題もございます。 また、運行時の警備、これはカメラマンが殺到をいたしますので、各自治体を含めて警備をしなければいけないという状況になりますので、その要員、それから線路を運転するときの費用の負担の問題、課題は多いわけでありますが、新幹線開業イベントとして運行できれば大変いいなというふうにも思っているわけでございまして、中野市を含む沿線各市町村と協議を重ねていきたいというふうに思ってございます。 以上です。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  今、副市長さんから、できない理由を延々と話をいただきましたが、やはりできる方法を市民に訴え、市民の協力も含めてできる方法をお聞かせ願いたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(久保田幸治)  月岡副市長。 ◎副市長(月岡寿男)  できる方向も含めて検討していきたいというふうに思っているわけでありますが、課題というものもしっかりと認識をしていただいて、その上での行動でなければ上滑りしてしまうだろうということで、あえて課題まで申し上げました。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  ありがとうございました。 じゃ、次に、広域観光に移りますが、この議会の前段で、観光交流都市協定という話題が報告されておりますが、北陸新幹線の延伸に伴う沿線都市の観光交流都市協定の計画ということでありますが、具体的に糸魚川、魚津、高岡、富山、小松、七尾市などに既に訪問をされているように報告されておりますが、具体的には、これ、どのような内容で進められているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  稲生経済部長。 ◎経済部長(稲生孝)  観光交流都市協定のご質問でございます。 都市の交流という部分につきましては、非常に人口がどこも減少しているという中で、地域経済を活性化させていくためには、その一つとして、他地域からの誘客を図る、いわゆる観光によりまして、交流人口を増加させる必要があるというふうに考えます。観光交流都市協定につきましては、飯山市と行政的、社会的、歴史的、文化的に関係、交流のある各都市と、行政だけではなくて、市民を含めた都市間交流を活発化させまして、観光いわゆる交流人口を増加させることによって、経済の活性化を図っていきたいというものでございます。 今回、先ほどお話がございました6市につきましては、北陸新幹線が延伸するということに伴いまして、市長のほうから、これらの都市にお呼びかけをさせていただいたところでございます。11月に、それぞれの都市の担当部局を訪問させていただきました。これは商工観光課で行ったわけですが、具体的な観光交流の内容について、それぞれ意見交換をしたということでございます。 具体的には、当面ですが、それぞれ市の観光イベントに係るポスターのそれぞれの公共施設等での掲出、それと、それぞれの広報紙へのイベント等の掲載、それとホームページの相互リンク、そういったところから始められないかというふうなお話をさせていただきまして、いずれの都市も非常に前向きにとらえていただいております。できれば年度内にこれらの都市との協定を締結しまして、新年度から交流展開をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  広域観光連携の中で、特に海外誘客というような重要な柱としての位置づけもありますが、市長は、先ごろ広域観光連携で、北米、カナダ、ウィスラーの視察をされました。飯山市と世界のリゾート地をどのように結びつけていけばいいのか、なかなか難しいんですが、カナダの視察を含めて感想をお聞きしたいと思います。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  議員さんからご質問があったわけでございますが、10月8日から13日まで、近隣の市町村長さんたち、それから観光協会の皆さんの中で参加できる方、あと県の若干名ですか、一緒にカナダのウィスラーを視察してきました。ここは、なぜそこへ行ったかといいますと、そこは大変有名なスキー場でございます。冬季バンクーバーオリンピックが開催された会場になった地域でございますので、まず冬のスキーリゾートが大変北米でも一番というふうに言われているぐらいのところでございますし、それだけではなくて、通年の観光が非常にうまくできているということでございましたので、今回は特にいわゆるグリーンシーズンといいますか、冬でない時期のところを見にいったわけでございます。 それで、私たちがちょうど行ったとき、平日だったんですけれども、そのウィスラーという観光地は大変にぎわっていまして、大勢のお客さんたちといいますか、観光客の方がたくさんいらっしゃるんです。何でだろうというふうに思ったんですが、ちょうどマウンテンバイクというんですか、それの競技会をやっていまして、大変大勢の方々でにぎわっていました。冬のスキー場のそのコースを上までバイクをフックで、そういうものがあるんですね、そういういわゆる自転車を上げるための特別なアタッチメントがあるんですが、そういうもので上げて、上からおりてくるというような、そういうことをやっておって、大変にぎやかだったわけです。 それだけではなくて、実は非常にたくさんの夏のメニューというんですか、向こうのほうではアクティビティーというふうに言っていましたけれども、たくさんありまして、ハイキングだけでも3時間でできるものから、本当に山の中のほうへ入って、上級者がロッククライミングするとか、そういうようなものまで大変種類が多くて、ほかのものもたくさんございます。自然を活用したもの、ラフティングとかサイクリングも専用のコースがあったりして、子供でも安全にサイクリングができるというふうになっていまして、多分恐らく夏のメニューだけでも20から30ぐらいあると思うんです。 それは、それぞれ民間の方が企画をして、それで全部インストラクターがついて、お客さんと一緒にやってくれるというメニューになっています。それで、その観光客の方はそれに参加をして、お金を払って楽しむというような形になっていまして、エリア的にはウィスラーといういわゆるホテルとか、それからお店があるエリアというのは、1キロ1キロぐらいのところにそうした設備だけが集中していますが、その周りに別荘地とかコンドミニアムとか、そういうものがありまして、さらにそのアクティビティーとかいろいろなものがやられ、フィッシングとか、それからラフティングとか、中には向こうは大きいですから、ヘリで遊覧するとかということもあるんですが、そういうエリアというのはやっぱり30キロ30キロぐらいの大きいエリアで、中のいろいろな自然資源を使ってやっているというふうなものでありまして、大変勉強になったわけでございます。 それで、じゃ、飯山市でどういうふうにするのかということでございますが、まず1点、考えましたのは、やっぱり広いエリアでいろいろ楽しめるメニューをたくさんつくるということが、これ非常に大事だなというふうに思っていまして、ウィスラーでもやっぱり30キロ30キロですね、900キロぐらい、約1,000平方キロメートルぐらいのエリアの中でいろいろなものが楽しめるというような、多彩なメニューが多くの観光客を呼んでいるというふうに思います。 したがって、今、広域観光を進めていますのは、このエリアを40キロ40キロの栄村から妙高へ入って、信濃町、飯綱町、中野市まで入りますから、40キロ40キロです。そういうエリアの中では決して負けないというふうになるんですが、その中でいろいろなメニューがあって、つくれて、もっとやっぱりいろいろなものをつくらなきゃいけないと思います。たくさん素材は、向こうよりもかえってあるんじゃないかなというふうに思いますので、つくらなきゃいけないと思います。 特に、じゃ、飯山は何をするかということですが、やっぱり地域で持っている独自のものを出していくということが何よりも大事であって、カナダのウィスラーの場合は、自然活用がメーンですが、この地域は自然活用に加えて、歴史とか伝統とか食とか、そういうものができるんではないかなというふうに思っているんです。例えば、まず、その自然を使うとしたら、きのうも提案出ましたが、フォトのツアーとか、そういうものは定常的にやろうと思えばできると思うんです。あるちょっと有名な先生がいろいろいい場所を案内して指導してくれると、参加費を取って宿泊するとかという、そういうものも一つでございますし、あとスポーツツーリズムの話も出たわけですが、例えば飯山だけでなくて、野沢を出発して木島平、飯山というような、そういうコースをやるとか、ハーフマラソンをやるとか、もっと大きいエリアでやれば、9市町村のエリアでもできますし、あと、飯山とすれば、せっかくお寺があるんで、そういうお寺の中で何か座禅をやるとか、何か仏教に絡んだ視察をするとかということも、例えば外国の方にとっては非常に珍しいツアーなるんじゃないかなというふうに思っていまして、個々の地域で特徴を持ったメニューを開発をして、お客さんに提供していくということが非常に大事じゃないかなというふうに思っています。 あえて新しい何か、ここにないものを取り組む必要はなくて、今ある素材を見直しをして、それで外の人にこの地域を理解してもらうと、まさにきのう山崎議員さんからもご質問があった、この地域のアイデンティティーというんですか、そういうものを出していくということが一番大事なことだというふうに思ったわけでございまして、これは飯山市だけでなくて、ほかの市町村も含めて、それぞれの独自のものをテーマをいろいろ掘り起こして、それをツーリズムにつなげていくというようなテーマツーリズムといいますか、そういうようなものをぜひこの中でたくさんつくって、必ずそのときは宿泊を絡めてやってもらうとか、そういうような仕組みづくりをやっていくのがいいんじゃないかなというふうに思っております。今も斑尾高原のほうではトレイルランニングは必ず宿泊セットで募集をしていますが、ネットで募集をしていると、何か20分ぐらいですぐ600人ぐらいが埋まってしまうというような話も聞いておるわけでございますが、そうした仕組みづくりを何かうまく考えてやっていくことが、これからの飯山市の広域観光の中の一つの大事なポイントだというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  時間もありませんので、情報発信について一つお願いしたいと思いますが、この新幹線全体の関係については、昭和57年に飯山ルートが発表されて30年たつわけでありまして、一たん昭和63年で飯山ルートが消滅するというような運輸省の案の浮上、そこから飯山市民挙げて8,000人住民決起集会等が行われております。また、平成5年には、青年会議所が東京、国会議事堂へ陳情リレーマラソンなどの行為も行われています。こういったいろいろな今までの経過の中で、この新幹線があといよいよ2年に迫ったと、そういうことでありまして、情報発信についても、やはり市民に盛り上がらない、周辺に盛り上がらないという、言葉ではそういうふうになるかと思いますが、やはり当時の20年前、30年前にかかわった人たち、一生懸命やっていただいた人たち、誘致にかかわっていただいた皆さん、そういう方も積極的に例えば広報とか参画をしていただく、参画ですね、参画をしていただく、そういったことが大きな盛り上がりになっていくんではないかというふうに思います。 そういった意味で、何か企画、特集でもいいんですが、今までかかわって苦労された方の声をやっぱり全市民に知っていただくような、そういう企画も含めて考えていくと、情報発信というのは非常に一人一人のものになっていくようなことを感じますが、その点は企画的な問題についてはどのように考えておりますか。 ○議長(久保田幸治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  大変大事なことだというふうに思います。新幹線の開業でございますが、これは本当に長い年月にわたりまして大勢の方々のまさにその努力の結晶のもとに開業を迎えるということでございます。駅周辺の皆様方はじめ、それから歴代の区長さん方、あと周辺の市町村の皆さん方にも大変お力をいただいて、いよいよ2年後に開業を迎えるということでございます。今、議員さんのお話は大変貴重なご発言だというふうに受けとめておりまして、ぜひ今回の開業のイベントの中のメニューにも一つ加えて、そうしたものをしっかりいろいろお話を伺ったりするものをアピールしながら、開業へ向けての一つの大きな弾みにしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(久保田幸治)  高山議員。 ◆4番(高山恒夫)  最後に、結婚支援の事業についてでありますが、中間でありますので、まだ全体的な評価とか、これからの方向は出ていないと思いますが、非常に期待をしている事業でありますので、じっくり取り組みを続けていただきたいというふうに思います。 その中で、2点お聞きしますけれども、市内でも飲食店で街コンというのが開催されておりますが、開催状況と市のかかわりについて1点、それから、やはりイベントに参加できないといえば、そういう方、状況をやはり頭のところに置いておいていただいて、イベントを進めていただく、そのようなことで今後の検討にしていただきたい、その2点について最後にお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(久保田幸治)  経済部長。 ◎経済部長(稲生孝)  街コンといいますか、市内飲食店で開催しておりますイイコンという呼び方で実施されております。主催は北信州街コン実行委員会という組織でございまして、商店街の活性化を目的にしながら、出会いの場の創出を応援しているというイベントでございます。 既に2回開催されているということで、1回目は6月16日です。これは、市内の飲食店5店舗、これをそれぞれ参加者が分散して回ると、それで交流を深めるということでございまして、参加者は133名ということであったようです。2回目は、11月11日に開催されております。この日は、市内10店舗の飲食店をそれぞれ分散して回って交流を深めたということで、参加者は135名というふうにお聞きしております。 このイベントにつきましては、カップル成立等の調査を行っていないということでございますが、市としては、商店街活性化と出会いの場の提供という面では、非常に大切なイベントであるというふうに考えております。 この自主的な取り組みに対しましては、開催のPR、参加呼びかけ、そういった側面的な支援を市としても行っておりますし、こちらの街コンにおいても、市が行っておりますさわやか婚活応援事業のPR、これを行ってもらうなど、相互でのPR協力を行っているという状況でございます。 なかなか参加できないという方につきましては、やはり勤務形態というのもあるかと思います。主にやはり土曜日、日曜日というところで開催されているというのも、ひとつ参加できないという方がいらっしゃるような状況かなというふうに思いますので、そういった部分については、また反省という中でいろいろ検討をしていただくように、また要請していければと思っております。 ○議長(久保田幸治)  以上で高山恒夫議員関係の質問を終わりといたします。 この際、しばらく休憩いたします。午後0時01分休憩午後1時00分再開 ○副議長(小林喜美治)  議長を交代いたしました。 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 水野晴光議員の発言を許します。 水野議員。  〔10番 水野晴光議員 登壇〕 ◆10番(水野晴光)  発言を許されましたので、順次質問をしてまいりたいと思います。 まず、最初に、平成25年から27年度の3ヶ年実施計画が先ごろ配付されましたが、これについて少しお伺いをしたいと思います。 (1)番として、新幹線開業に向けて魅力あるまちづくりについて。 この事業実施計画で、本町のアーケード整備、飯山城址整備事業、駅周辺整備関連事業等、多くの重要な事業が計画の中に組み込まれております。駅周辺整備で、午前中、高山議員さんからも質問がありましたが、若干お伺いしたいと思いますが、駅前ロータリー、歩道、バス、マイクロ等の駐車場の整備をしっかりと行ってほしいという要望もありますし、私もそのように考えますが、それについてお伺いをしたいと思います。 また、駅周辺にコンビニや食堂、ビジネスホテル等を誘致し、乗降客の利便性やにぎわいをつくり出す上でも大切と思いますが、お伺いをしたいと思います。 また、飯山城址整備事業が3カ年で2億8,000万円ほど計上されておりますが、年度ごとの計画概要をお尋ねしたいと思います。 本町アーケード整備も2カ年での実施計画が立てられておりますが、お聞きするところによると、本町では維持管理を分割されているとのことで、区間ごとの管理差が見受けられるわけでございますが、改修後の管理体制はどのようなのか、非常に多額の経費を投入するわけでございますので、指導もしっかりとやっていただきたいなと思いますが、その点についてもお伺いをしたいと思います。 (2)番として、産業振興と雇用対策等について。 農業後継者対策事業についてお伺いをしますが、政府は、本年度から新規就農支援事業を発足させ、1人当たり年額150万円を最長5カ年間支給するとのことでしたが、残念ながら、当市では1名も該当者が出なかったとのことをお聞きしております。3ヶ年実施計画の中で、毎年750万円がそれぞれに計上されていますが、すべて県の補助金となっており、一般財源の使用が計画されていないわけですが、市長は、市独自でも後継者対策を考える時期だと述べられていましたが、これについて今後の方向をお伺いしたいと思います。 また、企業誘致対策事業や土地取得費補助事業費も計上されていますが、日本経済の低迷やコストの高騰等から企業は海外進出が多くなされ、企業も活力を低下しております。このような中、今までどおりの誘致活動では余り効果があらわれないのではと思えるところですが、今年度の取り組みと今後についてお伺いをしたいと思います。 (3)番として、子育て支援、高齢者が安心して暮らせる地域づくり事業について。 この事業の中に、医師招聘推進事業が予算計上されております。この事業の現在の進捗状況と、アピールは、今までと今後はどのようにされていくのか、お伺いをしたいと思います。 また、高齢者対策として、健康増進事業や介護予防支援事業等、多岐にわたって予定されておりますが、介護度が上がり、北信広域の福祉施設への入所待機者が、本年10月末で広域全体で221名と伺っております。当市の待機者数及び民間施設への待機者等は何名ぐらいあるのか、またこの減少策等について、また何年後ぐらいにこの方々が入居できるのかお伺いをしたいと思います。 (4)番でございますが、飯山らしい教育、文化の推進事業についてですが、この事業の中に、小学校施設リニューアル事業が計上されておりますが、概要をお伺いしたいと思います。 大きな2番として、当市の選挙情勢でありますが、昭和の時代は、国政選挙で80から85%、市長・市議選は90%以上と、非常に高い投票率を保っておりましたが、平成になって年々減少が始まり、直近の市長・市議選では71%と、大幅に低下をしています。本年もこの12月16日に衆議院選が行われますが、選挙管理委員会としての投票率の向上はどのように考えておるのか、お伺いをしたいと思います。 また、開票の件でございますが、他の地域では、集計を一刻も早くするようにと大変な努力をされておられるようですが、当市の取り組みもお伺いをしたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○副議長(小林喜美治)  足立市長。  〔市長 足立正則 登壇〕 ◎市長(足立正則)  水野晴光議員さんの最初のご質問にお答えをいたします。また、教育委員会各担当部長からも答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。 最初に、3ヶ年計画の中で、新幹線の開業に向けてのまちづくりの関係でご質問があったわけでございますが、議員さんからは、特に駅周辺の整備の関係で、駅前ロータリー、歩道、バス、マイクロ等の駐車場の整備、これについてはしっかり進めてほしいということでお話がございました。これは、新幹線の飯山駅が開業しまして、その機能を発揮するのに重要な施設でございますので、今までの議員さんのご質問もあったわけでございますが、しっかり開業までの間に整備をしてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 それから、あと、私からは、農業後継者対策の関係で、議員さんのほうからご質問がございました。3ヶ年の中でも県補助の事業については記載をしてあるんだが、市のほうではどういうふうに考えるかということでございます。 県の事業につきましては、これは毎年150万円ずつを5年間補助するということで、ただし、条件がございまして、就農のいわゆる所得、就農によります所得が250万円ということを、250万円以上を目指すということが条件であるわけでございますが、この飯山地域では、豪雪地帯ということもございまして、なかなかそれをクリアができる方がいらっしゃらなかったということを担当課のほうからも聞いておるわけでございますけれども、豪雪地帯でのこの国の補助のあり方も一つ問題点だというふうには思うわけですが、市のほうとして、これはやっぱり応援をしていかないといけないというふうに思っております。農業振興につきましては、やはり飯山市の基本でございますし、農業と今までの議員さんからのいろいろなご質問があったわけですが、農業と観光と地域の伝統産業、これをやっぱりセットで振興を図っていかなければなりません。この3つがないと、この地域の産業振興というのはなりませんので、そのベースとなります農業については、特に若い方々の就農をきちんと進めていくということが、ある意味で雇用的な、雇用対策の一環としても非常に大事だなというふうに思っております。 それで、具体的に新規就農の若い方々の農業支援をどういうふうにするかということですが、今はこんなふうに考えております。1つは、個人で就農を農業をやると考えていられる方々への支援です。これは国のほうでも考えていらっしゃるんですが、単独で農業をやりたいという方々についても、内容はどういうふうにするかということについては、またこれから担当課のほうとも詰めたいと思うんですが、個人に対する就農支援、それから、もう一点は、私は、むしろこちらのほうがもっと大事かなというふうに思うんですが、農業の経営体をつくっていただいて、そこへいわゆる従業員として働く方、そこで雇用される方に、若手の農業をされる方で法人への就職をされる方、そこへやっぱり支援という形のものを考えていきたいというふうに思っているんです。 といいますのも、農業で自分が独立をしてきちんと農産物を商品として出荷をするということについては、これは非常に大変なレベルでありまして、ただ、農産物をつくればいいという話ではないですから、商品として通用する農産物をつくっていくということは、これは大変なやっぱりノウハウと経験、あと経営の能力も必要だというふうに思うんですが、それについてすぐ新規就農してできるということよりも、まず法人のところでしっかり勉強をしていただいて、それで力がつけば独立してもらうというような方向が一番望ましいのかなというふうに思います。もしくは、その法人のいわゆる経営的な後継者というふうな形で、引き続きやっていただくのもいい方法ではないかというふうに思うわけですが、そうしたところへ支援をしていくというような2本立てで考えたいというふうに思っております。 今、外様地区の場合、全農家に株式参加ということで、1戸当たり3万円だそうですが、これを全部払って参加をしていただいて、株式会社とざまという農業経営法人をつくりました。これは全戸で入っておるわけでございます。それで、もし遊休農地が出れば、そこはその組織でソバとかそれから麦を植えてやっていくというような形をつくって、ことしからスタートしたわけでございます。ですから、そういうような法人をつくっていただいたときに、若い方々で新たにその組織に入って、従業員として働いてもらうというような形のものについては、そういう方にはやっぱり支援をしていくということが大事じゃないかなというふうに思っております。 そうすると、その農業経営と地区のいわゆる農地の管理といいますか、地域での農業の振興というのがうまく連携をしますし、後継者の育成にもつながるというようなことでございますので、そういう点について、もう少し、じゃ、具体的にどのくらい応援をするのかとか、そういうのについては、また担当課のほうでも詰めていただいて、できれば25年度、来年度から取り組めればというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(小林喜美治)  丸山選挙管理委員長。  〔選挙管理委員長 丸山茂彦 登壇〕 ◎選挙管理委員長(丸山茂彦)  はじめのご質問、投票率向上に向けての対策について申し上げたいと思います。 水野議員さんご指摘のとおり、当市における各種選挙の投票率は、だんだん下がっている傾向にございます。このことは、当市だけではなくて、全県あるいは全国的な傾向にございます。どこの選挙管理委員会でも大変危惧しておるところでございます。 しかし、一つ一つの選挙を見ますと、当市における例えば衆議院選挙では、平成8年は約71%、12年が66%、21年は76%となっております。また、参議院選では、平成11年53%でしたが、22年は67%でした。その年行われました県知事選挙でございますが、55.4%、そしてご質問にございましたように、市長選、市議選は71%でした。 このように見ていきますと、投票率というのは、選挙の争点や候補者の顔ぶれ等によってさまざまな要素が総合的に影響していくものだと、こんなふうに思います。しかしながら、投票率が低下していることは事実でございます。今後、啓発の内容やその手法について、さらに調査研究して改善していくつもりでおります。 現在、飯山市選管として投票率向上に対して3つの取り組みをしていこうとしております。1つ目として、20歳あるいは30歳代の若者の政治や選挙への意識向上を図るということでございます。と申しますのは、飯山市の場合、最高の投票率は60歳代でございます。20歳代との差は40%でございます。30歳代とは25%の差がございます。こんなことから、若者の政治や選挙への意識向上を図るということ、これが1点目です。 第2点目でありますが、早い段階から、自分が社会の一員であり主権者であると、そういう自覚を持たせたいということでございます。このことは、小・中学校あるいは高校の先生方と協力しまして、連携した授業で進めていきたいと考えております。 3つ目でありますが、常時啓発活動ともに、投票にかかわる環境を整えること、また現在も行われておりますが、期日前投票の投票者数をふやすということでございます。 以上3つの点について、行動力ある選管事務職員とともに努めてまいる所存でございます。 今回の衆議院選挙につきましてご質問がございました。 今回は、解散総選挙ということでございまして、投票日までの期間が短かったことから、投票参加の啓発活動が中心となっております。広報車、防災無線、iネット等の呼びかけ、そのほか事業所と今のところ約60社ばかり回っておりますけれども、ポスターの掲示あるいは社員や従業員の投票参加放送等の依頼をしております。また、14日には、大型店等で街頭啓発活動を行う予定になっております。あと4日間でありますが、精いっぱい取り組んでいきたいと考えております。 なお、水野議員さんはじめ、議員各位の皆様、そしてこの議場におられるすべての皆さんでございますが、お知り合いの方にぜひ投票参加の声がけをしていただき、投票率アップになるよう心よりお願い申し上げる次第でございます。 次に、2つ目のご質問、開票作業の迅速化ということでございます。 開票作業は、スピードが早く、そしてかつミスがないということが理想でございます。何といっても一番大切なことは、ミスを出さないということでございます。当市は、2回の内容点検と2回の枚数点検をしております。その作業を1回ずつにしますと、その分早くなりますが、精度が落ちるというミスがございます。したがいまして、当市では、多少時間がかかっても、念には念を入れると、こういうことを基本にしております。ぜひご理解を賜りたく存じます。 以上でございます。
    ○副議長(小林喜美治)  山室建設水道部長。  〔建設水道部長 山室茂孝 登壇〕 ◎建設水道部長(山室茂孝)  水野晴光議員ご質問のうち関係部分につきまして、市長答弁に補足をしてお答えを申し上げます。 まず、1点目、新幹線飯山駅周辺整備事業の進捗状況についてのご質問でございます。 基幹事業であります区画整理事業は、順調に進捗をしておりまして、来年度から東口駅前広場整備に着手をしてまいります。また、JR飯山線飯山駅施設統合事業も、先日11月27日でありますが、関連工事の安全祈願祭がとり行われ、本格的な工事着手の運びとなっております。このほか新幹線飯山駅都市施設整備事業は、本年度、建築主体工事が発注となっております。 また、駅西地区整備事業の関係でありますが、駅西線、こちらの整備は既に着手をしておりますが、西口駅前広場、それから平面駐車場、こちらにつきましては、来年度から本格的な工事着手の予定となっております。立体駐車場につきましては、既に設計業務の発注となっており、平成26年度には完成の予定と、このようになっております。 こうした駅周辺整備の関連事業につきましては、新幹線飯山駅開業時に事業整備効果が発現されるように、計画的な事業推進を図ってまいりたいと、このように思っております。 それから、飯山城址整備事業の計画の概要についてのご質問がございました。 飯山城址整備事業につきましては、昨年度策定をいたしました城山公園整備基本計画、これに基づきまして、本年度は実施設計を進めているところでありますが、詳細につきましては、この実施設計の中で年次ごとの計画を精査してまいる予定でありますが、現段階ということでありますけれども、財源的には議員ご指摘のように、過疎債に加えてまちづくり交付金を活用いたしまして、総事業費で約2億8,000万円ほど見込んでございます。 年次の関係でありますが、来年度平成25年度におきましては、用地補償とそれから武道館から三ノ丸に至る園路、この整備、それから公園内の支障木の伐採などの計画をしてございます。 平成26年度につきましては、帯曲輪周辺及び外周の園路、それから二ノ丸、三ノ丸の周辺の整備、それに引き続いて樹木等の伐採についても計画をしてございます。 27年度でありますが、27年度、現在の市民会館が解体された後でございますけれども、西曲輪の広場の整備あるいは園路の整備、これをあわせて行っていきたいと思っております。 また、現在、遺構調査それから建物調査等を行っておりますが、この結果に基づきまして、復元が可能であれば門等の建築物、建造物の整備も行ってまいりたいと考えております。 このほか、各年度で公園内のサインの看板類の整備でありますとか、街灯、給排水等の整備、こういったものも予定をしてございます。整備後は、市民の憩いの場だけではなくて、教育の場であったり、あるいは観光の拠点ということで利用していけるようにPRあるいは情報発信についても、積極的に行ってまいりたいと考えております。 私からは以上であります。 ○副議長(小林喜美治)  稲生経済部長。  〔経済部長 稲生 孝 登壇〕 ◎経済部長(稲生孝)  水野議員ご質問のうち関係部分につきまして、補足してお答えいたします。 最初に、新幹線開業に向けての魅力あるまちづくりについてということでございます。 議員ご指摘のとおり、駅前はまちの顔でありますし、周辺ににぎわいをつくり出すということは、飯山駅にとっても非常に重要なことでございます。ホテルや事業所等の誘致も、首都圏や関西での企業誘致訪問や観光誘客宣伝の際に、関係会社等を訪問しましてお話をさせていただいております。しかし、長引く経済低迷の中で、地方への新たな展開はなかなか難しいという状況でございます。 飲食店等の商業施設につきましては、まず民間活力による商業展開を期待いたしまして、現在、商工会議所などとも意見交換をしておりますが、新幹線開業に間に合うよう、市も支援をするということを検討しながら具体化していきたいというふうに考えております。 次に、本町アーケードについてでございます。 本町のアーケードにつきましては、現在、地元商店街が全体を5つの工区に分けまして、それぞれの関係する商店で管理をしてきたというのが現状でございます。そのため、工区ごとに照明の消灯時間、雪おろし、清掃、そういった維持管理にばらつきが出てきています。今後、アーケードの整備に対します補助に当たりましては、商店街組合で維持管理を一本化するということを条件の一つとしております。 また、アーケードを整備するということだけが目的ではなくて、本町商店街組合としてどういったまちづくりや修景整備を進めるのか、そういった計画づくり、そのための住民の意思統一を図るための住民協定提携、こういったものについてもお願いをしているところでございます。 これらにつきましては、商店街組合の中でも検討をいただいているところでありまして、市としても会議に参加するなど、アーケードを生かしたまちづくりが構築形成できるようかかわっていきたいというふうに考えております。 次に、産業振興と雇用対策ということでございます。 企業の誘致活動につきましては、ことしは県の東京事務所の情報や紹介、それと飯山市出身で首都圏で活躍されている方などを通じまして、新たな企業への訪問も展開しているところです。特に海外進出の少ない食料品関係の会社を訪問しての誘致活動、それと大手ゼネコンや不動産関係の会社を訪問しての情報収集、PR活動をしてまいりました。 非常に厳しい状況ではありますけれども、その中でも昨年、市内の企業の中では、事業を拡張し雇用をふやしていただいたというところもございます。企業誘致、雇用対策につきましては、既存企業の支援とあわせまして、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  丸山民生部長。  〔民生部長兼福祉事務所長 丸山信一 登壇〕 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  水野議員ご質問のうち、高齢者が安心して暮らせる地域づくり事業についてのご質問にお答えを申し上げます。 最初に、医師招聘推進事業の現在の状況がどうかというご質問でございます。 全国的な医師不足が進んでいるということでございまして、当地域の医療体制の確保を図るため、この医師招聘推進事業ということで、平成23年度に飯山日赤に相当期間医師として従事する方に、研究資金を貸与するという制度を岳北の3村と共同で設けたということでございます。もう一つは、奨学金の関係でございまして、市内の医療機関に医師として従事しようという希望を持つ医学生に奨学金を貸与する制度でございます。 このうち日赤のほうの医師の研究資金につきましては、平成23年度に県外から1名、またこの平成24年度につきましても1名、新たに医師が赴任をされまして、それぞれ300万円の貸し付けを実行しているということでございます。 医学生の奨学資金については、現在、利用者がいないという状況でございます。 今後でございますけれども、日赤等の病院の医師の招聘につきましては、これからも病院とも連携し、情報を共有しながら取り組んでいきたいというふうに思っております。奨学資金については、現在、利用がないわけでございますが、そういう医師を目指す学生ということで、病院からのいろいろな説明会ですとか、県が主催する会議あるいは高校からの情報収集等をしまして、制度の周知に一層努めてまいりたいというふうに思っております。 次に、高齢者の対策で、福祉施設への入所の待機者の状況と今後も見込みはどうかというご質問がございました。 12月1日現在でございますが、北信広域連合が経営をします特養を希望する待機者が205名という状況でございまして、そのうち飯山市で希望される方が55名という状況でございます。55名の中には、現在、北信広域で経営をする以外の施設ですとか、グループホームですとか、そういうところに施設に入所しているんだけれども、北信のところに入りたいという方も少し含まれているという状況でございます。民間への待機者の状況というのは、それぞれ施設ごとで独自にやっている状況でございまして、正確な集計ができていない状況でございますが、おおむね広域の待機者と同程度という待機者だというふうに推計をしておるところでございます。 本年度、特養につきましては90床の施設が中野市、グループホームにつきましては18床の施設が飯山市ということで、それぞれ10月と9月に開所をしてございまして、それぞれ一定程度入所をしていただいたところでございますが、入所が進みますと、また次の待機者があらわれてくると、希望される方が出てくるというような状況がずっと続いている状況でございまして、劇的に待機者が減少するというふうには、なかなか結びついていないというのが現状でございます。 介護予防を推進する、あるいは介護度を上げないようにリハビリをしていただく、また、在宅のサービスをうまく利用していただくというようなことも、在宅で暮らし続けていただくということも、ぜひ市民の皆様には考えていただきたいというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小林喜美治)  森教育部長。  〔教育部長 森  勝 登壇〕 ◎教育部長(森勝)  水野議員のご質問のうち、小学校施設リニューアル事業の概要についてお答えいたします。 小学校施設リニューアル事業については、過疎計画の導入を受けて、建設年度が古く老朽化が激しい施設を中心に、それまで予算の面でなかなか実施できなかった学校施設のリニューアルを計画したものです。導入に当たっては、国庫補助事業また過疎債を利用いたしまして、今年度は7,500万円の事業費で戸狩小学校のトイレの改修、それから廊下、教室の床の張りかえ、手洗い場の改修等を行いました。 これに続きまして、平成25年度は9,000万円の事業費、これで飯山小学校のトイレ、プール、教室棟の屋根などの大規模改修を予定しております。現在、学校現場と打ち合わせをしながら、詳細を検討しているところであります。 また、26年度以降については、設備機器の老朽化が心配されています各小学校の給食室、またトイレの改修等について計画的に進めていきたいと考えております。 以上であります。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員、再質問ありますか。 水野議員。 ◆10番(水野晴光)  それでは、再質問をさせていただきますが、まず、新幹線関連事業についてでありますが、開業までに観光連携がしっかりと整って、飯山駅の利用促進を期待するところでありますが、一般車両の駐車場は、屋内屋外も含めて図面で見る限り、十分だと私は思いますが、バスやマイクロ等の大型車の問題、駐車が問題になるような気がしますが、これはどのあたりへ、どのように、何台ぐらい予定されているのか、お聞きしたいと思います。 ○副議長(小林喜美治)  山室建設水道部長。 ◎建設水道部長(山室茂孝)  議員ご質問の大型車の関係の駐車場の整備の関係でございますが、現状の計画では、東口広場こちらにつきましては、マイクロバスが8台、大型バスにつきましては、降車、おりるほうで1台、乗車で2台、このほか臨時のバスの駐車場として5台と、このように計画をしております。また、西口の平面駐車場につきましては、マイクロバスが10台程度使用できる計画となっております。 このほかに、今後、9市町村の広域観光連携会議等において二次交通の検討をする予定でありますが、その方針を踏まえる中でありますけれども、先ほど申し上げた以外に、東口広場の東側の市有地の3,000平米の土地がありますが、そちらのほうで駐車場の一部の活用も含めて、今後検討してまいりたいと、このように思っています。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  これ、広域連携がなった場合は、各方面から多分マイクロバスで来る乗降客が多くなると思いますので、今話がありますと、かなり予定をされておるようでございますが、足りなくなったということのないように、またぜひ楽々駐車できるように手配を希望するところでございます。 先ほど飯山のアーケードの整備のことで、施設を一本化するという話でございましたが、今見ると、本当にまちまちでございますし、電気料が高くて払えないというようなお話も聞くわけでございますが、これについては、あんなにいっぱいなくても、明るくていい、きれいなアーケードになるような気がしますが、この点について若干、高いんであれば、減らして利便性をよく景観もよくという方策もあろうかと思いますが、その点について考えをお聞きしたいです。 ○副議長(小林喜美治)  稲生経済部長。 ◎経済部長(稲生孝)  アーケードの完成の維持管理、やはり維持管理費をいかに減らすかということが非常に大きな問題かなと思っております。 現在の照明はたくさんあるんですが、やっぱり連結していまして、1つ消えると、ほかの部分も消えてしまうというような構造でもあるということでございますので、改修の際には、やはりそういった部分も十分検討しながらやっていきたいと思いますし、やはり省エネという部分では、LEDの導入というようなことも考えられるのかなと思います。これは、地元の組合としっかりまた打ち合わせをしながら、いい方向にいくようにやっていきたいと思います。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  駐車場の問題はそれでいいんですが、駅前にやはり先ほどの高山議員の話ではないんですが、活気をつくり出すには、コンビニや食堂、土産品店等が非常に大切ではないかと、このように思うんですが、駅構内のテナントだけでは、とても飯山市らしさが出ないと私は思います。 民間投資でこのような施設建設を望むわけでございますが、現状ではなかなか景気が悪いというようなことで、厳しい面もあるんじゃないかと思いますが、民間を宣伝しながら、公共で何とか公共施設をつくって、テナントで今申し上げたような店が入るような方策をぜひ検討をお願いしたいかなと思いますが、その点についてもう一度お聞きをしたいです。 ○副議長(小林喜美治)  稲生経済部長。 ◎経済部長(稲生孝)  その件につきましては、先ほどの高山議員の質問の際にも市長のほうから、やはり市も何らか関与し、または支援というお話もございましたので、また商工会議所、経済団体等とも打ち合わせをする中で、方向性を出していきたいと思っております。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  飯山の今の現在の飯山線の飯山駅前に東急の五島さんの石碑があるわけでございますが、これは、昔は、飯山線は東急の五島さんがこっちへ力を入れられて飯山線を開業されたと、こういう話でございます。これをぜひ新幹線の駅前へ移転すると同時に、東急のお力を借りて、ビジネスホテル等を建設していったらと思うんですが、その点について考えをお聞きしたいです。 ○副議長(小林喜美治)  山室建設水道部長。 ◎建設水道部長(山室茂孝)  五島慶太氏の石碑の関係につきましては、これは所有者といいますか、建設したときの方の意向等もございますが、議員ご指摘のような形で検討してまいりたいと思ってございます。 なお、建設されたグループの会社の関係につきましては、今後、またそういった方向もあろうかと思われますので、検討をしていきたいと考えております。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  ぜひ駅前にビジネスホテルの一つぐらいあったほうが、おりられた方も泊まって、レンタカーで観光ということも考えられますので、できたら東急グループのほうへ陳情したほうがいいんじゃないかと思いますが、よろしく検討をお願いいたします。 飯山城址整備計画の件でございますが、計画の説明がありましたが、計画の中に大手門が入っていないわけでございますが、これは、現在、長野のほうに現存をしておりまして使われておりますので、とてもこれを譲り受けてもらってきて大手門にするというわけにいかないと思いますが、ほかにも現存している建物があるわけですが、3ヶ年計画の後でも、やはり私は大手門を考えたほうがいいんじゃないかというふうに思いますが、この点について、教育長さんの考えをお聞きしたいです。 ○副議長(小林喜美治)  長瀬教育長。 ◎教育長(長瀬哲)  今、水野晴光さんの突然の質問でとまどっているんですが、私、基本的には飯山城に十幾つの門が確認されておりますので、まず、第1は、本丸の渡櫓門のいわゆる整備が飯山城にとっては、とりあえず一番景観的にも外に映えるというふうに感じております。最終的には、大手門の復活というのが、トータルでいけば最後の段階でも私は構わないと思っております。いずれにしましても、建造物を1つ、今の飯山城址の中につくるというのは、私は非常に飯山城址の景観上からいっても非常に大事なポイントではないかというふうに思っておりますので、ぜひこの短期、中期のうちに飯山城の門を実現をできたらいいなというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  再度でございますが、飯山市の名前は、由来は飯山城の城山の形が茶碗にご飯を盛ったような、似ているからと、こんなようなことで飯山という名前になったと言われている方もあるわけでございます。そんなようなことで、この城址の跡の整備と市の象徴ではないかと思いますので、その管理もしっかりと、きれいに常に届きができるようにやってもらいたいと望むところですが、その点についてお伺いをしたいと思います。 ○副議長(小林喜美治)  山室建設水道部長。 ◎建設水道部長(山室茂孝)  市民の方だけではなく、観光でも使っていただける城山公園を目指すということでありますので、整備後の管理についてもしっかりと対応してまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  産業振興と雇用対策についてでありますが、新規就農支援事業に対して、国は、また再度補正予算を計上して就農支援を拡大すると、このように言われておりますが、非常に新規就農支援事業は、積雪地帯には全く不向きでございますし、親と別の事業でないと支給をしない、あるいは250万円以上の所得がないとだめだというようなことで、非常に難しい面がありますが、今、市長から若手の就農者の支援だとか、法人の就労者に支援をするという話でございましたので、これについては県や国の補助金でなくて市単独でぜひ取り入れて、農業が活気づくようにお願いをしたいかなと思います。10月末の農産物の売り上げは、前年対比で12%も減ったとJAが言っておりますし、人口減少がますます進めば、この飯山市も新幹線が来ても、だれも住む者がいなくなってしまったという、極端なことを言えば、そういうふうになりかねないと思いますので、その点について再度市長の考えをお聞きしたいです。 ○副議長(小林喜美治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  農業に対する新規就農の話なんですけれども、これは、やっぱり飯山市の産業、それから若い人たちがこの地域をひとつなりわいにして生きていっていただくという中では、大変大事だというふうに思っております。 それで、今、農業の再生といいますか、そういうことにもことしから取り組んでおるわけでございますが、やっぱり制度として市のほうでお金を出していくということでありますから、支援をしたんだけれども、数年でやっぱりそれがだめになっちゃったということのないように、支援したその税金ですので、貴重な市税から払うわけでございますから、やっぱり生きるような形のものをしっかり考えていかないといけないと思うんです。 したがって、農業の持続性とそれから生産体制といいますか、それから最終的には販売ということも当然あるわけでございますけれども、そうした流れを考えたときには、やっぱり地域でしっかり法人組織をみんなで立ち上げいただいて、そこでの就農というような形で、地元の若い人とそれから土地と農業と、3点をうまく連携できるような形の体制に支援をしていくというものをやっていくのが一番大事じゃないかなというふうに思っておるわけでございます。これは、行政だけではできない事業でございますので、またぜひ議会の皆さん、またそれからJAの皆さん、あと農家の皆さん方、連携して進めていって、そこへ市が補助をしていくというような形で進めていく必要があるんじゃないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  医師招聘推進事業についてお伺いをしたいわけですが、医師の研究資金貸与は1名ずつあったというお話でございますが、医学生がないということですが、これは、この長野県、長野の信大へのPRだけではないかと思うんですが、信大と地元の高校生だけのPRでは、とても私は無理だと思うので、ぜひ関東なり関西方面の大学生なり高校生のところへ出向いて、こういう研究医学生にはこういうメリットがある制度があるんだよという、そういう宣伝を私はやるべきだと思うんですが、その点についてお聞きをしたいです。 ○副議長(小林喜美治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  水野さんからご質問でございますけれども、基本的には、まずやっぱり地元の高校生に何とか頑張ってもらいたいというのが、私の一番の希望するところでございます。高校になってやってみろということ、以前から、やっぱり小・中学生ぐらいから、将来はぜひ医者になって、この地域の医療のために尽くすというようなぐらいの志を持つような教育を、これまた教育委員会の教育長さんにお願いをしたいわけでございますけれども、今、水野議員さんのお話の中で、ほかの例えば医学部へのPRはどうかと、これは要は予算をとって実行しようということでございますので、やっぱりどこがいいか、またよく参考にしながらPRをしていきたいというふうに思います。医学部を持っている学校に対してPRをしていきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  飯山日赤が非常に医師不足で、診療科目がなかったり、週に2回なり3回の出張診療ということで、非常に高齢化が進む中で、受診者が不便を感じていると、そして病気も進行して、いきなり長野のほうの病院へ行けとか言われちゃって、大変な状況が、今、飯山日赤に来ておるわけですので、できる限り早期に医師の確保あるいは看護師さんの確保を希望するところでございますが、その点、市はどの程度関与されているんだか、すべて病院任せなんだか、市もある程度力を入れて、その医師の来てもらう常駐に関与することが出来るのかどうか、その点をお聞きしたいです。 ○副議長(小林喜美治)  丸山民生部長。 ◎民生部長兼福祉事務所長(丸山信一)  医師が少ないという一番のベースのところは、やはり国の方針が大分前から少し変わってきたというようなことはベースとしてありまして、大きな流れで申しますと、例えば二次医療圏というのがこの春少し話題になったんですけれども、ある程度広域でカバーをしていきましょうという考え方、あるいは交通が便利になったとか、ドクターヘリが飛んでいるとか、そういうことから流れとすると、国とかそういうことは広域的にやらないと、なかなか医師の絶対数、患者がふえてくる、そのニーズと医師の絶対数というのはちょっと足りない、バランスが悪いとかということが背景としてはあるかなというふうに思います。 ただ、そうはいっても、我々はこの地域に住んでいて、近くにやはりそういう医師がいないといけないということですので、それはそういうことを一生懸命訴えをして、例えば今回、二次医療圏等もこの地域については、長野県については動かせないというようなことになったというのがベースとしてはあるかなと思います。 議員さんがおっしゃったように、できるだけ医師を確保するように努力はしなきゃいけないということで、今回の制度等もつくって、一定の実績が上がっているんですが、お医者さんも異動をされますので、日赤からまた独立をされるお医者さんもいらっしゃるという、その現実は非常に厳しい状況があるということでございまして、行政とすれば、もちろん広域的に日赤さんと常に連絡をとるとか、具体的な活動とすれば、一緒に行動をするとかということは取り組みは始めつつはあるんですが、なかなか市独自だけでは、なかなかそういう人脈がない、あるいは医師とのつながりがある市の医学の保健師ですとか、そういうところから来ている職員のつてをたどって先生のところに行くとか、そういうような取り組みを若干はしているということなんですけれども、ご質問があったとおりに、もう少し我々としても足でかせぐということは、検討して努力をしなきゃいけないというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  水野議員。 ◆10番(水野晴光)  ぜひとも医師不足の解消に、できるだけ早くできるように希望するところでございます。 小学校のリニューアル事業のことで聞きたいんですが、今年、戸狩小学校でリニューアル、きれいにして非常に生徒も先生も喜んでおりまして、特にトイレは半円で、入って自動でドアが閉まる、色もきれいだということで、生徒も非常に使うのもきれいにしなくちゃいけない、汚さないように使う、非常に喜んでおるというお話でございますし、廊下や水回りもきれいになったんで、非常によかったと思うんですが、体育館のトイレはまだそのままということでございますが、この計画はどのようにされておるのか、それと、飯山小学校も戸狩小学校みたいに、これだけ残っちゃったということのないように希望するところですが、その点についてお伺いをしたいと思います。 ○副議長(小林喜美治)  森教育部長。 ◎教育部長(森勝)  先ほど戸狩小学校のリニューアル、今年度7,500万円の予算で実施をしたということでありますが、この大規模改修の検討する中で、限られた予算の中でどんな改修ができるかというのを学校と何度も打ち合わせをしてきました。それで、子供たちが通常しょっちゅう使うところを中心にというような学校の要望でありまして、体育館のトイレにつきましては、学校としては、冬期間、管理が非常に難しい部分があるといったことで、今回については、配管の改修等を実施いたしまして、便器をかえるといったところまで予算が回らなかった、こんなことでありますので、この改修につきましては、通常の改修とあわせて、また今後の中で検討していくと、こんなふうになろうかと思います。 飯山小学校についても、今、大枠の予算を立てておりまして、その中ですべて改修するというわけにはなかなかいかないんですが、学校のできるだけ希望に沿った改修をしたいというふうに考えています。 以上です。 ◆10番(水野晴光)  終わります。 ○副議長(小林喜美治)  以上で水野晴光議員関係の質問を終わりといたします。 続いて、竹井政志議員の発言を許します。 竹井議員。  〔6番 竹井政志議員 登壇〕 ◆6番(竹井政志)  発言を許されましたので、通告に基づいて大きく2項目にわたって質問いたします。 第1は、政治姿勢についてであります。2点にわたって質問します。 消費税と地域活性化についてでありますが、国民の所得が減り、消費が冷え込み、需要が落ち込むというデフレ不況が進行しています。それにもかかわらず、野田内閣は、消費税増税法案を国会に提出し、自民党、公明党の賛成を得て成立させました。消費税増税をすれば、暮らしを直撃するばかりか、経済の底も抜けてしまいます。今でも大変なのに、増税されたら暮らしていけない、また営業が続けられない、これが多くの方の声ではないでしょうか。消費税10%増税を決めた民主党、自民党、公明党は、増税をすれば社会保障がよくなるようなことを宣伝してきました。しかし、増税法案を強行成立後、社会保障のためと言いながら打ち出したのが、年金支給額の引き下げ、支給開始年齢を68歳から70歳に先送り、医療では、後期高齢者医療制度の温存、70歳から74歳医療費の窓口負担を2倍に、介護では、保険料引き上げ、利用料は1割から2割へ、保育では、公的責任を捨てる子ども・子育て新システムの導入、どれをとっても削減ばかりであって、これは社会保障の改悪と言わざるを得ないのではないでしょうか。飯山市民の暮らしと生活を守る立場にある市長としての見解を伺います。 2点目は、TPP問題についてであります。 TPPに参加すれば、農林水産業が壊され、医療が壊され、雇用が壊され、食の安全が危険にさらされ、経済主権が奪われ、国民にとって百害あって一利なしと言われています。TPPについて国への意見書が2年間で44都道府県で100件に及び、交渉に参加すべきでないと明確に反対する意見書を上げたのが19道県、JAグループや日本医師会が総力を挙げて反対しております。 野田政権は、昨年11月、アメリカなど交渉参加団体と協議を始めるに当たって、情報収集が目的の事前協議であって、すぐに交渉に参加するわけではないと説明していました。そして、ことし11月20日、アメリカのオバマ大統領と会談した野田首相は、TPP参加交渉に向けた日米協議を加速すると表明いたしました。TPPの交渉に新たに参加するには、交渉参加国の同意が必要なため、アメリカとの協議を加速させるというものであります。TPP問題も、今回の総選挙の争点の一つになっていますが、飯山市長の見解を伺います。 大きく2項目は、予算編成についてであります。3点にわたって質問します。 第1点は、3ヶ年計画についてであります。 1つは、住宅屋根融雪化事業についてであります。 住宅屋根融雪化事業は、25年度で終了となっていますが、飯山市民にとって冬期間の生活の維持をすることは長年の課題です。この制度は、平成10年から20年まで11年間実施し、21年度廃止、そして22年度から新たな事業内容で実施してきているものであります。この事業をどのように評価しているのか、伺います。 2つ目は、住宅リフォーム支援事業についてであります。 住宅リフォーム支援事業については、去る9月議会でも経済状況を見て考えていくとのことだったが、3ヶ年計画では25年度までとなっています。地域の仕事を生み出し、経済効果も高いとされている事業ですが、いまだに続いている不況の中でどのように評価しているのか伺います。 2点目は、新幹線開業に向けてのまちづくりについてであります。 今回の議会でも新幹線開業に向けてのまちづくりのことが質問、答弁されておりますけれども、この間の答弁でも大分わかってきたのですが、ダブるところがあると思います。私は、駅周辺整備にともなう移転で、閉店する店舗があると聞いております。新幹線開業による駅周辺のハード面の整備が進んでいるようですが、地域活性化を図る一方で、周辺の店舗の閉店があるということは、矛盾していると感じているのであります。そういう点では、どのような政策を考えているのか、今回の答弁でも幾つかわかりましたが、中にはこの商店閉店を予定している中には、先行きが不透明、中にはこの消費税の増税の中で先行きが見えないと、赤字を抱えたまま営業できない、そういう声も聞かれているところでありますが、ダブる面もありますが、こういうものにこたえていく施策、どちらかといえばソフトの面が強いかと思いますが、どのような施策を考えているのか伺います。ハードの面では大分わかりました。 次に、生活道路整備と住民合意についてであります。 新幹線整備事業は着々と進んでいますが、それに伴って市街地での道路整備も進んできています。今までの生活環境が大きく変わる場合もあると思いますが、そういう場合、住民への周知徹底と合意が基本となると思います。関係住民への周知徹底と合意をどのように進めようとしているのか伺います。 3つ目は、飯山らしい教育の推進についてであります。 ことし4月から9月の半年間に、全国の小・中・高などが把握したいじめは14万4,054件に上り、約7万件だった2011年度の2倍を超えたことが、22日、文科省の緊急調査でわかったと新聞報道されております。大幅にふえた原因について、文科省は、学校教員が積極的にいじめを認知するようになったことや、子供・保護者の意識の高まり、いじめを訴えやすくなったことなどを挙げています。都道府県別に見ると、嫌な思いをしたことがあるかと尋ねたアンケートで、鹿児島県の認知件数が3万件を超えた一方で、100件台にとどまった県は佐賀県、鳥取県、香川県、この3つの県であります。ちなみに長野県は1,349件でありました。 飯山市の場合、去る9月議会で23年度として、市内の小・中で4件あったことが答弁されています。飯山市内の小・中学校にも、学校が認知し指導したいじめがあることは事実であります。飯山らしい教育を打ち出し、いじめ問題に取り組んできた4年間をどのように評価しているのか、また教育委員会のあり方について伺います。 質問を終わります。 ○副議長(小林喜美治)  足立市長。  〔市長 足立正則 登壇〕 ◎市長(足立正則)  竹井議員さんの最初のご質問にお答え申し上げます。また、教育委員会それから各担当部長からも答弁をさせますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、政治姿勢についてということで、消費税の問題がございました。 消費税につきましては、ことしの8月に、社会保障・税の一体改革関連法案ということで、既に成立をしているわけでございますが、消費税が平成26年4月に8%、27年10月には10%に引き上げられるということでございます。特に社会保障への手当てというようなことで消費税を引き上げるということでございますが、なかなかその制度の中身が決まっていないということが一つは課題だろうというふうに思いますし、やはりここで消費税が上がる点について、これはやっぱり影響が大きいんではないかなというふうに思います。8%から27年10月には10%ですから、倍になるわけでございますので、消費税が10%に変わるということについては、これはやっぱり飯山市民の生活にとって非常に大きな影響があるというふうに思います。これは飯山市のみならず、日本全体にも大きな影響があるんじゃないかなというふうに思うわけでございまして、今回の選挙の中でもいろいろ争点になっておるわけでございますけれども、やっぱり税だけ上げても、なかなか日本の生活はよくなりませんので、どうやって本当にこの日本は、日本人は飯を食っていくのかという、そのいわゆる経済戦略をやっぱりしっかり国のほうで取り組んでもらうということが、まず何といいましても大事であって、その辺についてぜひ今回の中でも、成長戦略がなくてどんどん負担だけ上げていくというのは、これはもう無理でございますので、そうした点について、ぜひ今度の総選挙の中では説いてほしいなというふうに思うわけでございます。 それから、TPPの問題がございました。 これにつきましても、今大きな課題といいますか、争点になっておるわけでございます。これは基本的には経済をオープンにしていくという、国境を越えて経済をオープンにしていこうという考え方だというふうに思うわけでございますけれども、特に飯山のような農業を中心とした地域につきましては、これは大きな打撃になるというふうに思います。今、海外のほうでできます農産物価格というのは非常に安く生産ができるわけでございますので、こうしたものが国内にもう制限なしで入ってくるということについては、大変日本全体の農業、特にこの飯山地域については農業が主体でございますので、これについては、やはり私は反対の立場で取り組みたいというふうに思っていますので、よろしくお願いを申し上げます。 それから、3ヶ年の関係でご質問がございました。 1点は、住宅屋根の融雪化の事業でございます。議員さんからは、25年度終了というふうになっておるがということでございますが、これは25年度で終了ということで決定をしておるわけではございませんで、サンセットといいますか、ここでまず一たん閉めて、再度また検討しましょうということでございます。25年度で終了と決定したわけではございません。また再度、25年度におきまして、26年度以降継続して行うどうか検討をしていきたいというふうに思いますが、雪の問題というのは非常にこの地域大事な課題でございますので、要望している方があらわれれば、やっぱりこういう制度は残しておくことが必要ではないかなというふうにも思っておるわけでございます。 今、大変灯油等も昔に比べまして高騰をしてきておるわけでございまして、何か地域で使えるエネルギーが、うまくそれを使って冬の雪対策に使えるようなものがないのかなということも、これからは検討していかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っておるところでございますが、住宅屋根融雪化事業につきましては、また引き続き検討をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 それから、住宅リフォーム支援事業についてもご質問があったわけでございますが、3ヶ年では25年度というふうになっております。これにつきましても、状況を見て判断をしていきたいなというふうに思っております。大変今まで実施した中では、市民の方々に喜ばれておりまして、また事業者の方からも大変助かっているというような声で、景気対策それから地元の市民の住民の皆さん方に大変喜んでいただいておる事業ではないかなというふうに評価をしております。 私からは以上でございます。 ○副議長(小林喜美治)  清水教育委員長。  〔教育委員長 清水岩夫 登壇〕 ◎教育委員長(清水岩夫)  いじめ、不登校問題に対する竹井議員さんのご質問にお答えいたします。 いじめは、基本的人権の面から申しましても、決して許すことはできない問題であります。このため、まず未然防止の点から、いじめを許さない集団を育てることに力を入れてきております。しかし、集団生活を行っていく上では、さまざまな人間関係によるトラブルが生じるのも事実でございまして、全くゼロということにはならないかと思っております。陰湿ないじめ、あるいはいじめに発展しそうな問題を含めまして、各学校からは毎月の報告をしてもらい、早期発見、早期対応、そして早期の解決に取り組んできております。また、電話によるいじめ100番も設置してまいりました。その結果、これまでに継続的な、そしてまた深刻ないじめは発生しておりません。 しかし、先ほど申しましたように、一時的な嫌がらせ、あるいはいじめ、軽微ないじめもあったことも事実であります。ちょっとした問題や、解決できた問題を丁寧に幾つか報告してくれる学校もございましたが、これは、むしろ学校現場が子供たちの日常生活を全職員でよく把握し、丁寧に対応してくれているというふうに、その結果であるととらえております。 今後も、教育委員会として一層学校現場と連携を深めて、早期発見、早期対応に努めてまいりたいというふうに考えております。 それから、いじめ・不登校については、直接は言及されなかったわけでありますけれども、不登校については、これまできめ細かく手厚い対応を行ってきましたが、正直申しますと、効果的な解決策がないのが実情でございます。飯山市では、加配教員として心の相談員2名、それから中間教室支援員を2名、不登校相談員2名を配置し、十分な体制を整えて対応に当たってまいりました。その結果、徐々にではありますけれども、不登校数の減少につながりつつあるというふうに理解しております。 なお、県による加配は、笑顔で登校支援1名を得て取り組んでおります。 いじめ・不登校の解消には、何といっても、充実した明るく楽しい希望の持てる学校生活が基盤となります。そのためにもわかる授業、これを目指して、明るく希望の持てる学校生活が送れる、そんなことを目指して教育委員会としても一層議論を深め、取り組んでまいりたいと、こんなように思っております。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  稲生経済部長。  〔経済部長 稲生 孝 登壇〕 ◎経済部長(稲生孝)  竹井議員ご質問のうち、駅周辺の事業所の動向ということでお答えいたします。 駅周辺整備事業に伴います事業所の動向につきましては、土地区画整理事業等を実施してきました結果、閉店した店舗が3店、それと市内他地区への移転が3事業所という状況です。 ただ、また新たに新規の営業という関係で4事業所、それと市内から駅周辺に移転したという事業所が4事業所というような状況でございます。 商業の集積などにつきましては、今まで答弁してきたとおり、駅前や周辺の市有地の活用方策について検討しているというところでございます。また、若い皆さんによります新たな起業も少しずつ出てきているというような状況でございますので、地域資源活用型起業支援事業を継続して実施していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  山室建設水道部長。  〔建設水道部長 山室茂孝 登壇〕 ◎建設水道部長(山室茂孝)  竹井議員ご質問のうち、生活道路整備と住民合意についてお答えを申し上げたいと思います。 道路整備につきましては、関係する区の関係の方々、住んでいる方々、それから地権者の方々、こういった方々に理解を得て進めていくということが当然でありますが、大変重要になってございます。 このため、道路整備を進めるに当たりましては、関係する区民の皆様方に地元説明会として、まずは測量の説明あるいは道路の概略についての計画の説明等を開催をいたします。あわせまして、当然地権者の皆様方から同意がないと進めませんので、関係する地権者の皆様方を対象とした説明会、あるいはそれぞれの補償についての説明、交渉等も並行して行っていくというような形で進めております。 いずれにいたしましても、道路等の整備に当たりましては、関係する区民の皆様のご理解をいただくように努力をするとともに、地権者の皆様方からも同意をいただいて事業を進めるということで、いずれの場合でも、丁寧な説明をして事業を進めておりますということでご理解をいただきたいと思います。 私からは以上であります。 ○副議長(小林喜美治)  竹井議員、再質問ありますか。 竹井議員。 ◆6番(竹井政志)  それぞれ答弁ありがとうございました。 2回目の質問をいたします。 まず、最初に、政治姿勢の消費税のことであります。 消費税大増税の前提は、今回の市長がおっしゃるように、総選挙の争点の一つでもあります。国会で強行されても、国民が認めたことは一度もないからであります。もともと消費税増税法案は、公約違反であります。民主党は、3年前の総選挙で消費税は4年間上げないと約束していたものであります。消費税増税が成立しても、現在の5%から10%になるのはこれからであります。2014年4月から8%、2015年10月から10%、これを市長が答弁された内容であります。2段階に分けて引き上げる。この法律には、経済状況などによって施行を停止すると書いてあります。消費税増税までに、今回の衆議院選挙と来年夏の参議院選挙があります。この消費税10%を認めるのか、廃止するのか、それを決めるのが今回の総選挙であります。 ちなみに各党の政策を見ると、民主、自民、公明の増税連合は、10%の大増税を必ずやり遂げるとしています。また、維新は、11%の大増税で消費税を地方税化して、地方交付税の廃止を掲げています。本来は、消費税凍結ですから、解ければ増税であります。みんなは、増税の前にやるべきことがある。いずれは増税であります。日本共産党は、消費税に頼らない別の道を提案しております。各政党の政策をどのようにとらえているのか、市長の見解をお聞きいたします。  〔発言する者あり〕 ◆6番(竹井政志)  いや、増税問題は国の決めることでありますが、直接かかわる問題は飯山市民にかかってくる問題であります。そういう点で質問しております。 ○副議長(小林喜美治)  議場、静粛にお願いします。 足立市長。 ◎市長(足立正則)  先ほど答弁をしたとおりでございます。これは、既に法案が通っておるわけでございますので、影響は大きいだろうというふうに思います。この消費税増税に対して、各政党の考えに対して市長はどう思うかということにつきましては、これは直接市民への飯山市政としての判断の範疇ではございませんので、答弁を控えさせていただきたいというふうに思いますが、影響は大きいなというふうに思っておるわけでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○副議長(小林喜美治)  竹井議員。 ◆6番(竹井政志)  消費税問題は、市長の反対であると、そういう立場もわかりました。飯山市民の生活にも大きく影響する、そういう点から反対であるということがわかりました。 TPP問題について、政治姿勢として市長に伺います。 現在、日本は、関税で米の輸入を抑えていますが、関税ゼロになると、日本の米の4分の1の価格の輸入米が市場に出回ることになります。仮に日本の米の価格が10キログラム3,100円だとすると、10キログラム800円の輸入米がスーパーで売られることになります。最終的な日本の米の90%は、輸入米に置きかわるとされています。また、日本の作付面積は16万4,000ヘクタールで、林野面積を除いた日本の国土の12.5%、そのうち作付面積の90%が米生産から撤退すれば、146万ヘクタールもの膨大な耕作放棄地が生まれると言われています。 基幹産業を農業としている飯山市にとっても大打撃になると思われます。市長の見解をもう一度聞きたいのであります。 ○副議長(小林喜美治)  足立市長。 ◎市長(足立正則)  TPPの関係でございますが、これは特に飯山の農業に対しては大きな打撃になるということは、先ほど答弁したとおりでございまして、特に米です。これはこの地域の非常に大事な農産物で、品質もいいということであるわけでございますけれども、こうしたものも、今、海外では大変味のいい米が生産されてきておるわけでございます。やっぱり食料は、国民生活の根幹を守るものでございますので、これはしっかり守っていかなきゃいけないというふうに思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(小林喜美治)  挙手でお願いします。 竹井議員。 ◆6番(竹井政志)  ふなれなもので、すみません。 米が確かに、これ飯山にとっても基幹産業でもあるし、日本国にとっても米が主なものですから、そういう点では大打撃、こういうことはあります。 このTPP問題も、今回の総選挙の一つでありますが、TPP問題で問われているのは、日本の食料主権、経済主権を守るかどうか、こういう問題でもあります。TPPは、例外なき関税撤廃が原則であります。推進している野田首相は、守るべきものは守ると言います。守るべきものとはと聞かれて、世界に誇る日本の医療制度、日本の伝統文化、美しい農村と答えています。そのすべてを破壊するのがこのTPP参加問題でもあるわけであります。 次の質問に入らせてもらいます。予算編成についての1、駅周辺整備のことであります。 この間、駅前周辺のまちづくりの問題について答弁もされて、ハード面、非常にわかりました。特に私が言いたかったところは、従来から、昔から店を営んで、店舗を持っていて、この中で店を閉店せざるを得なかったという人たちもいるわけです。そういう点では、そういう人たちにほとんど共通しているのは、先行きが見えないというのが営業上の収入の問題もあると思うんですが、もう一つは、この新幹線開業に当たって、例えばきょうも出ていて、これから検討する面もあるんですが、民間活力に期待してということがあるんですが、言われていますけれども、実際にはその活力が小さいと、そういうために自分で自営できないんだと、そういう方もいると思うんです。そういう点では、きょうの答弁の中では、3,000平米の土地があると、そういう中でこれから検討するとか、あるいはテナントの問題も答弁されていますけれども、そういう見通しのことを近隣の駅前周辺の店舗の人たちに展望を示していれば、また考えたかもしれません。私が聞くところでは、そういう展望が全く語られていなかったのであります。移転費を補償された、これで店を開いていいのかどうかと、そこが悩みの種だったんです。そういう意味では、きょう一貫して答弁されているように、これからのようですけれども、今からでもある程度市がイニシアチブをとって、それを進めていくんだということを示していけば、また考える方法もあるかと思います。何といっても、これから地域活性化を図っていこうというときに、新幹線はできたが、地元の人たちがいないと、店がないと、そういうことだったときには矛盾を感じるわけですので、これからぜひ、答弁を聞いておりますので、その点で進めてもらえればいいかなと思います。 それから、この2の2ですが、生活道路と住民合意の問題であります。 当然、今答弁されたように、手順は関係者、地権者あるいはその区民への説明とか、補償の説明とか、そういう段取りは経る、これは当然だと思うんですが、私は、もう少し言いたいところは、例えば道路であるならば、ただ、土地がひっかかるひっかからないの問題じゃなくて、そこを利用する人たち、同じまちじゃなくても、隣のまちの人であっても、そこを通過する、日常生活で使っている、そういう道路だってあるわけです。そういう場合なんかは、その関係住民というのが、その近い狭い範囲じゃなくて、もっと広範囲な形で周知徹底を図る、そういうことが大事ではないのかなという感じを受けております。 そういう点では、説明会をやっても、例えば参加しなかったとか、そういう人があると思うんです。そういうときには、やっぱり丁寧に回覧あるいはいろいろな通知方法、周知を図る方法があるかと思うんです。そういう形で、後でもって知らなかったと、だれかに図面を見せてもらってびっくりしたと、そういうふうな声をたまたま聞くことがありますので、そういうのをなくすためにも、その説明会に来れなかった人に対しても配布、回覧するとかいろいろな方法があるかと思うんです。あるいは、区長さんを中心にして態勢とるということもあると思うんですが、そういうところを配慮してもらえれば、こういう問題解決するかなと思います。 そのあたりは、さっきの地権者とか関係者とか、あるいは…… ○副議長(小林喜美治)  竹井議員、すみません、聞きたいことを明確にして質問するようにお願いします。 ◆6番(竹井政志)  すみません。 周知徹底のことをお願いします。 ○副議長(小林喜美治)  山室建設水道部長。 ◎建設水道部長(山室茂孝)  周知等については徹底をされたいという趣旨だと思いますが、関係する区民の方々は、それぞれ欠席される方も当然いらっしゃるんですが、それは区長さんを通じて当然情報等についてはお知らせをしてございます。 ただ、区民以外の方につきましてどうかという趣旨だと思いますが、そうした方につきましては、市報あるいはホームページ等を通じて広く広報をしていきたいなと、このように考えております。 以上であります。 ○副議長(小林喜美治)  竹井議員。 ◆6番(竹井政志)  飯山らしい教育の推進について再質問させていただきます。 去る11月29日付の信濃毎日新聞によれば、文部科学省は、いじめの未然防止や早期発見ができたり、問題を隠さず適切な対応できたりした教員や学校をプラス評価するよう都道府県教育委員会に28日に通知したとされています。 いじめ対応を教員や学校を評価する基準に加えた通知は、はじめてとされています。教員の勤務評定につながる教員評価では、1つとして、日ごろから児童・生徒を理解できている、2つ目に、いじめ未然防止や早期発見できた、3つの項目が、問題を隠さずに組織的に取り組んだなどを盛り組むように例示してあると言われています。 また、学校評価では、いじめの対応方針や指導計画を明示して、学校全体で素早く対応できるようになっているかどうかを含めるべきだとしています。 こういうやり方は、管理的教育の強化につながらないか、またいじめ問題の解決につながるのか、伺いたいと思います。 ○副議長(小林喜美治)  清水教育委員長。 ◎教育委員長(清水岩夫)  それでは、お答えしたいと思いますが、いじめの未然防止に対する学校関係の、あるいは教職員の対応等について、これをプラス評価するというお話がございましたけれども、これについては現時点ではまだ教育委員会では考えておりません。 それから、先ほども申しましたように、一番大切なことは、いじめの未然防止でして、そのためには教師と子供たちとの人間関係をいかにきちんと望ましい形で構築していくかということが非常に大切になってまいりますので、そういう面での学校現場での対応指導を特に大事にしていきたいというふうに考えております。 それから、日ごろ素早い対応をしていくことは大変大事なことなんですけれども、もちろん今の申しました教師と子供たちとの人間関係の望ましい関係維持は当然でありますが、それに加えて、定期的ないじめに関するアンケート無記名等による子供の中の実態把握については、定期的にこれまでも行ってまいりましたし、今後もさらに一層行っていかなければいけないというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(小林喜美治)  竹井議員。 ◆6番(竹井政志)  教育委員長のおっしゃったとおりだと思います。現場の対応、一番これが大事だろうと思います。先ほど28日の通知は、まだごらんになっていないということですね。  〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◆6番(竹井政志)  この私の危惧するところは、上からの教員評価などでは、教員の連帯が損なわれ、いじめ解決に必要な教職員の連帯、協力、こういうのにも影響を与えてしまうんではないかということを危惧しているところであります。 今、大事なことは、競争的な教育制度から抜け出して、すべての子供たちの能力を豊かに伸ばす教育と、学校制度のあり方を探求し、子供たちのことを学校、地域、社会の各分野で語り合い、いじめのない学校と社会をつくり出すことではないでしょうか。 そういう点では、私どもは、このいじめの解決のための提案を発表しておりますけれども、ぜひ4ページにぐらいになるかと思いますが、読んでいただければいいと思いますが、教育委員長、これをごらんになったことがあるでしょうか。うちでも出している提案があるんですけれども。 ○副議長(小林喜美治)  教育委員長。 ◎教育委員長(清水岩夫)  まだちょっと、これから…… ◆6番(竹井政志)  そうですか。 ○副議長(小林喜美治)  竹井議員。 ◆6番(竹井政志)  ぜひ、これをいいとか悪いとか別として、私らは押しつけるのでなくて、これを読みながら議論を広く起こして、子供たちのためにやっていこうと、こういう立場で出しているものですから、一つの参考として見ていただければいいかなと思います。 以上で終わります。 ○副議長(小林喜美治)  以上で竹井政志議員関係の質問を終わりといたします。--------------------------------------- △延会について ○副議長(小林喜美治)  この際、お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、一般質問2日目分を終了したいと思います。 これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(小林喜美治)  ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって終了することに決しました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○副議長(小林喜美治)  本日は以上で終わりといたします。 ご苦労さまでした。午後2時44分延会...